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【一言居士】ー2013年6月ー国民の祝日

 新入生の大半は大学生活に順応し、生活リズムが出来上がることで落ち着きを見せはじめた。そして日々、講義やサークル、ゼミ活動に従事しているだろう6月。入学してからの日々を、カレンダーを見ながら振り返ってみると、この2か月がとてつもない密度であったことを感じながら、他愛もないことに気付いた。6月には国民の祝日がないのである▼筆者は、国民の祝日はありがたい休みという認識しかないのだが、この国民の祝日の一つ一つがどんな理由で休日に制定されているのかを知っている人はどれだけいるのだろうか▼国民の祝日は「国民の祝日に関する法律」によって定められ、当然ながらその一つ一つに休日たる理由がある。例えば、成人の日は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげますため」、みどりの日は「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむため」である。国民の祝日の中には、名前から分かるものがある▼他方で国民の祝日の一つであるこどもの日はこどもの幸福や人格を重んじるためだけでなく、母親に感謝するための日であり、秋分の日は祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶために休日と制定されたのである。これらは名前から休日となった理由がわからず、知らなかった人も少なくないはずであろう▼国民の祝日には、普段あまり意識されない意味がある。たまにはその意味に想いを馳せてみてはいかがだろうか。
(文責:沼澤)
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