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【ネタ記事】オリジナルツリーを作ろう!

 筆者のところにサンタさんが来なくなって久しいが、時は12月真っ只中。クリスマスシーズンも佳境である。仙台市内は光のページェントで美しく飾り付けられ、至る所でクリスマスソングが流れている。だが、何と言ってもクリスマスと言えば絢爛豪華なクリスマスツリーだろう。モミの木の頂点には光輝くベツレヘムの星、そして色とりどりの玉飾り。クリスマスのウキウキな気分を全て凝縮したかのようなデコレーションは世界中の人々の心を魅了し続けている。しかしこのクリスマスツリー、いかんせんデザインがバリエーションに欠けているとは思わないだろうか。そこで我々報道部はこのマンネリズムを打破すべく、オリジナルツリー作りに乗り出したのだった。斬新なクリスマスツリーで世のよい子達の希望となるべく、ネタ企画百戦錬磨の部員たちが行動を開始したのだった。


 まずは材料探しである。当初は折り鶴や三食団子など和のアクセントを効かせた「和風クリスマスツリー」を目指したのだが、モミの木の代わりにマツの木(盆栽)を求めてしまったためにあえなく失敗。盆栽購入は部の財政が許さないし、そもそもこんな時期にマツの木が簡単に手に入るわけないじゃないか。開始早々出鼻をくじかれた部員たちだったが、買い出しでたどり着いたド○キで運命の邂逅を果たす。そう、う○い棒である。国民的な人気を誇る駄菓子オブ駄菓子、う○い棒(サラダ味は緑色)。その機能的で洗練されたデザインに我々はイナズマめいたインスピレーションを受けたのだ! この緑色のう○い棒でツリーを作れるのではないだろうか! なんという神がかり! というわけで我々の目標は「お菓子のクリスマスツリー」に変更された。よい子のウケを狙うならやっぱり花より団子である、というのは全部員の総意(というか食い意地)によるものである。

 満を持してツリー制作にとりかかる。まずはダンボールでこしらえた土台に緑色のう○い棒を大量に取り付けた。その数なんと120本以上! カロリーに換算すると成人男性のカロリー摂取量の2日分に匹敵する量だ。一部の暴徒化した部員が制作中に押しかけてう○い棒数本を略奪する悲劇的な事件が起きたが(獅子身中の虫めッ!)、結果的にはしっかり組み上げることができたので良しとしよう。お次はツリーの飾りとしてロリポップ(飴菓子)を周りにトッピング。玉飾りをイメージしたカラフルなロリポップが緑色のう○い棒ツリーを赤、黄色、紫と彩っていく。雪飾りにはマシュマロを、きらびやかなモールには蒲○さん太郎をつなげた蒲○モールを飾り、いよいよ最後の仕上げにかかる。ツリーの頂上に輝く星の代わりにチョイスしたのはもちろん…みかんだ。おなじみのお正月アイテム「鏡餅」へのリスペクトはもちろん、こたつと共に日本の冬に欠かせない橙色の宝石(しかも食べられる)であるみかんこそお菓子ツリーの頂上にふさわしい。それに今は正義の味方もオレンジをかぶって変身する時代である。よい子たちも「セイヤー(聖夜)!」と雄叫びを上げて喜ぶこと間違いなしだ。写真(下)が完成したツリーの姿である。

 さて、せっかく完成したお菓子ツリーなのだが、我が部にはいかんせんツリーを見せるよい子達がいない。仕方がないのでサンタも逃げ出す報道部の大きいお友達に披露してみたところ、希望が詰まったお菓子ツリーが一瞬で枯れ木にされてしまった。ハイエナか君たちは。まあ彼らも喜んでくれたようなのでよしとしましょう。今回のネタ企画も無事に終了したのだった。

 なお、調子に乗ってお菓子ツリーを食べすぎた筆者にはサンタさんが体重をプレゼントしてくれた。どうしてこうなった。

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