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【ネタ記事】当たり菓子がどれだけの確率で当たるのか調べてみた


 確率と聞いて何を思い浮かべるだろうか。さいころを振り、カードをめくり、袋から白や赤のボールを取り出す試行を繰り返し、最後に期待値を出すものだろうか。私はそんな高校時代の勉強を思い出してしまう。



 大学で習ってきたものもガウス分布だの正規分布だのわけのわからないものばかり。私はそんなものよりももっと実生活において役立つものに確率の計算を使わなければいけないと異を唱える。麻雀で役満をだせる確率とか私に彼女ができる確率など、見渡せば確率は世に溢れている。たとえほぼ0%といわれようと。

 そこで当たり付き駄菓子の当たりの確率に白羽の矢が立った。誰しも一つはどのぐらいの確率で当たるのか疑問を持つ駄菓子があるはず。ホームランがでないホームラ○バットや金のエンジェルがでないチョコ○ールなど、都市伝説でしか当たりを聞いたことがない駄菓子もある。今回は様々な駄菓子を買い、その確率を調べていきたい。

 確率を調査するにあたって重要になってくるのはその統計の母数である。子供の時とは違う財力に物を言わせ店にある駄菓子を買い占める。さっそく生協にてガリ○リくんが半額になっていると聞き、ソーダ、キウイ、パイン、アイスコーヒーと全ての味を買い占めていく。アイスボックスに顔を突っ込み、アイスを漁る様子やレジを一つ占領し続ける様子に奇異な視線を向けられる以外は特に問題は無く、段ボールにアイスを詰め、意気揚々と部室へと引き返す。部室に帰ると報道部の精鋭たちが集っており、買ってきたアイスに群がってくる。

 鯉に餌を与えている気分になるような光景である。私は普段ガリ〇リくんを好んで食べており、今回の企画でどこまで食べられるか少し期待していた。しかし、ガリ○リくんをガリガリできない私にとって、精鋭部員たちから後れを取り、気が付けばダンボールの中身は綺麗になくなっていた。後輩から渡された当たり棒からは何の喜びも感じられない。駄菓子の当たりとはこんなものだっただろうか。部員の食い意地の恐ろしさを再確認することができた。

 次は10円の飴に目を付けた。駄菓子の袋に黒い丸があるとウキウキしてしまう私としては買わずにはいられない。そのまま入れ物ごと購入し、部室に引き上げる。しかし、いざ開けてみると中には100個のハズレと3個の当たり付き飴が別々に入っていた。ある意味この企画では成功なのだが、なぜか腑に落ちない。これ以降購入前に駄菓子の箱をみてみると実は当たりとハズレの個数が書いてあるものが多いことに気付く。

 結論として、ガリガリくんは現在77本中の3本の当たりが出ており、今後母数を増やしていかなければならない。その他の駄菓子としては箱に確率が書いてあるものが多かった。また一つトリビアが増えてしまったと言いたいところだが、知りたかった情報が知りたくなかった事実になり複雑な気持ちになってしまう。そんなことをさみしくなってしまった財布を見ながら思う。しばらくは駄菓子で飢えをしのぐ生活が続くだろう。
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