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吹奏楽部 12月7日に定期演奏会開催 ~全国大会金賞の実力をステージで発揮へ~

 決して広いわけではない練習室に、楽器を携えて集まった50人近い部員達。指揮者が手を上げると、バラバラだった個人の音が整然とした一つの音楽へと練り上げられていく。学友会吹奏楽部の練習風景だ。吹奏楽コンクール東北大会金賞の実力を、大学内外問わず幅広い場で発揮している。

 吹奏楽部は200人もの部員を抱える大規模な団体だ。毎年夏に開催されるサマーコンサートと冬の定期演奏会を目標として、日々練習を重ねている。またこれらの演奏会だけではなく、大学祭やコンクールへの参加、他大学の吹奏楽部とのジョイントコンサートなど、学内だけに留まらず様々な場面で演奏活動を続けている。 

 演奏のレベルも東北地区有数の実力を誇る。昨年冬に行われたアンサンブル(*)コンテストではサックス四重奏で全国大会金賞を勝ち取り、今年は夏の全日本吹奏楽コンクール東北大会で金賞を受賞。課題曲・自由曲ともに難易度の高い現代曲を見事に仕上げた。練習合奏からコンクール本番まで指揮者としてステージに立った学生指揮者の吉田実生さん(工・2)は「厳しくやるのが嫌いだったので、コンクールはとにかく楽しく音楽をすることを意識しました」と語る。練習では技術的な部分ではなく、曲全体の流れや音楽のフレーズ作りを重点的に取り組んだ。その結果、審査員からも「演奏者一人ひとりの音楽性がよく表れていた」と評されたという。「やりたいことは全部やれました。でも、金賞は金賞でも『ダメ金』(上の大会に出場できない金賞)です。できれば全国大会に行きたかったですね」と少し悔しさをにじませた。

 吹奏楽部は10月31日から3日間にわたって開催された本学大学祭にも参加した。「アンサンブル喫茶」と題して、来場者にドリンクと茶菓子を提供しながら小編成によるアンサンブル演奏を行った。楽器の編成や曲目は部員各自が自由に決める。木管楽器のアンサンブルやフルートのみの編成といった王道チームから、ユーフォニウム・チューバのみで編成された金管低音チーム、そしてゲームのキャラに扮して演奏するユニークなチームなど、個性豊かな演奏で来場者の目と耳を楽しませていた。

 いよいよ12月には定期演奏会を控えている。「威風堂々」で知られるエルガーの「エニグマ変奏曲」や「交響組曲『ハリー・ポッターと賢者の石』」など、ボリュームのある曲が目白押しだ。部長を務める鈴木雄大さん(経・2)さんは「本格的な曲の練習も始まり、完成度を高めています。すべてのお客さんに楽しんでいただけるように頑張ります」と意気込んだ。

 吹奏楽部の第36回定期演奏会は12月7日(日)、川内萩ホールにて開催予定(当日券あり)。午後2時会場2時半開演。

(*)アンサンブル…数名の演奏者で構成される小編成の演奏形態のこと


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