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本学多元科学物質研究所 蔡安邦 教授 紫綬褒章を受賞

 多元物質科学研究所の蔡安邦教授が、平成26年秋の褒章において、紫綬褒章を受章した。紫綬褒章は、科学技術や学術・スポーツ・芸術分野での功労者に授与される国家褒章。安定な準結晶合金を世界に先駆けて発見し、固体物質に準結晶と呼ばれる状態があることを証明した業績が、受章につながった。

 準結晶は、結晶・非晶質(アモルファス)に次ぐ第三の固体状態で、1984年にシェヒトマンによって存在が報告された。しかし、シェヒトマンが準結晶と考えられる構造を見出したアルミニウム・マンガン合金は、構造が乱れており不安定だったため、準結晶が新しい物質であるとは必ずしも認められなかった。 

 準結晶の存在が論議される中、蔡教授は博士課程1年だった1987年に、アルミニウム・銅・鉄合金が安定な準結晶を作ることを発見。従来の結晶の定義に見直しを迫り、4年後の1991年、国際結晶学連合は結晶の定義を変更した。一連の成果により、シェヒトマンには2011年のノーベル化学賞が授与されており、蔡教授はノーベル賞級の発見に貢献した一人となった。

 「光を当てると、平面に敷き詰められない五角形が回折パターンに表れる。結晶では起こり得ない、準結晶の特徴です」と蔡教授。自身の準結晶は従来のものに比べ「回折スポット(点)が真円に近く、明暗もはっきりしている。安定性が高く高秩序で、構造がきれいな証拠です」。そう語り、蔡教授は誇らしげに目を細めた。受章については「運が良かった」と謙遜したものの、実績から評価まで時間のかかる科学分野、感慨は大きい。


 まだ謎の多いという準結晶分野。これからも探求は続く。


研究成果 3708154883988980264

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