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【ニュース】明善寮再開 全面禁酒へ

 4月1日から3日にかけて、東北大学学寮の一つである明善寮の入寮手続きが行われた。
明善寮では、昨年9月に寮生全員が他の学生寄宿舎に転居又は民間アパートなどに転出し、改修工事が進められていた。

 リニューアル後の新寮生は、昨年転居の対象となった学生が戻る分も含めて117人。今までは1、2年生が対象の寮であったが、規約の改正により3年生以上の学生も入寮できるようになった。現在の寮生数が入寮定員の160人よりは少ないのは、来年度以降の入寮者の居室を確保する目的だという。



 寮の改修は現在も進められており、各階のトイレ及び共有スペースを含めた補食室(台所を含めた共有スペース)の工事は4月末~5月初旬の終了を予定している。そのため、現在は1階の共有トイレのみが使用可能、補食室はすべて使えない状況にある。4月2日現在、トイレやコンロなどはすべて取り外されていた。ただし、水道や洗濯機については各階に用意されている。
未成年飲酒などが問題となった同寮ではリニューアル後、「飲酒を好まない学生や飲酒に向かない体質の学生が安全・安心に勉学・居住できる寮」として、寮敷地内での全面禁酒を規約としている。寮を担当する学生生活専門委員会に問い合わせたところ、仮に全面禁酒措置に違反があった場合は調査の上、退寮などの対応を取るという。4月から転居前と同様、寮生により構成される委員会の自治のもと運営を開始している。

 明善寮からいったん転居した後、再度入寮した寮生の1人は「禁酒の約束を守りながら、リニューアル後も寮生の交流は続けていきたい。交流を活性化させるようなイベントも考えている。アパートなどとは違う、寮の良い所を残していければ」と話す。

 4月から新しく入寮した1年生は「パンフレットを見て、完全禁酒が守られると思い入寮することにした。だが成人した先輩もいるので飲酒に関しては少し不安もある。寮生活の中でも、自分をしっかり保っていきたい」と不安を打ち明けつつも、「友人や先輩とのつながりを大事にしていきたい」と新生活への期待を語った。

 社会からの厳しい目の中で、今後明善寮がどのように運営されていくかが注目される。

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