【告知】交響楽団7月定期演奏会 ～音楽の良さ届ける～

　東北大学交響楽団の第１６６回定期演奏会が７月16日（土）、川内萩ホールにて開催される。




　今回の定期演奏会には藤原歌劇団に所属する指揮者の星出豊さんとソリストの牧野正人さんが出演する。両者とも活躍を見せている高名な人物だ。プロの指揮者を呼んだ交響楽団単独の定期演奏会は約６年ぶりであり、見所となる。最近はプロを呼ぶ練習が迫っており、練習に真剣さが増してきているという。「プロの方と共演したことはないため緊張するが、やりがいがある」とコンサートマスターの佐々木大地さん（理・４）は語る。

　交響楽団は東日本大震災のため約１年間練習場所が使えなくなるという被害を受けた。その間は市内の様々な場所を借りて練習してきたが、震災から５年が経過した今では、片平キャンパスで安定した練習が行えるようになったという。第１６６回定期演奏会実行委員長の春日井志門さん（工・４）は「震災から５年が経過して練習の状況などが安定してきたので、今まさに復興しつつある東北大学交響楽団を見せたい」と意気込む。

　今回の定期演奏会ではチャイコフスキーなどの感情に富んだ曲を演奏する。春日井さんは「普段オーケストラやオペラに親しんでいない人でも楽しめる曲だ。より多くの方に東北大学交響楽団の音楽の良さを知ってもらいたい」と熱く語った。

定期演奏会は７月16日、18時開場、18時30分開演。入場料は自由席１０００円、指定席１５００円。