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国際祭り大盛況 ~例年よりも内容充実~

  第31回東北大学国際祭りが5月22日、萩ホール前広場にて行われ、例年を超える4000人以上が来場した。国際祭りは東北地方最大の国際交流イベントの一つであり、20以上の国の料理を味わえる屋台や気軽に他国の文化に触れることができる交流コーナー、各国の民族衣装や舞踊を楽しめるステージが設けられた。




 東北大学の花輪公雄理事による開会宣言では、国際祭りの歴史や仙台市地下鉄東西線の開通に伴う国際祭りへの来場者数の増加への期待が語られた。また、国際祭りの主催団体であるTUFSA(東北大学留学生協会)代表のトマス・グティエレスさん(理・4)は、来場者たちに他国の文化を味わい楽しむように喚起した。開会式は日本人、留学生の両者に配慮して日本語と英語の両方で行われた。

 国際祭りは今年で31回を数え、今年のテーマは「Smiles of the world」。会場では国籍を問わず多くの人々が笑顔で行き交う姿が見られた。また、ステージや屋台などを通じて多くの外国の文化を学ぶ場が設けられた一方で、英語での落語や太鼓のステージ、団子の屋台などの留学生が日本の文化を学ぶ場も設けられ、双方向の文化交流の場として国際祭りは大いににぎわいを見せた。

 「仙台市民にもっと参加してほしい、新しい人を呼び込みたいという気概をもって今年の国際祭りに取り組んだ」と語るトマスさん。そのために関係者の数や屋台の数を増やして内容を充実させた結果、地下鉄東西線の開通による交通アクセスの改善と相まって来場者数を増加させることができたという。

 トマスさんは今年の国際祭りを「終わった直後はうまくいかなかったところしか見えなかったが、楽しかった」と振り返る。国際祭り運営の経験があるメンバーが少ない中で多くの人の意見をまとめるのは大変であり、多くの仕事を前に大変さを覚えることもあったという。その中で「互いの多様性を味わい、誇りに思う」という30年の歴史の中で形成された国際祭りの伝統の再現に一生懸命に取り組み、国際祭りを成功させることができたとトマスさんは顔をほころばせた。

 TUFSAは昨年で創立50周年という節目を迎えた。設立当初は日本人に外国の文化を紹介する存在としての側面が強かったという。トマスさんはこれからのTUFSAについて「留学生1900人の声を代表して、留学生がお客さんとしてではなく大学の中の一つの存在として東北大学での時間を形成する手助けをしていく。次のステップへと進んでいきたい」と強い意気込みを見せた。
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