報道部部室が一時移転中です

川内サークル部室棟(新サ棟)の内装工事に伴い、報道部部室が
【川内・サークル部室棟Ⅱ 410号室】
に一時的に移転しています。
アクセス方法などの詳細はこちらをご覧ください。
他団体の配置などはこちら

祝・七大戦連覇!448号(次号)で特集します

東北大学が今年の七大戦も制覇、2年連続14度目の総合優勝を飾りました!
14度目の総合優勝は、京大に並び最多タイです。
参加団体の皆様おめでとうございます。
次号の東北大学新聞では七大戦優勝を取り上げます。発行は10月中~下旬です。
合わせて、北海道胆振東部地震に被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

今年度の課外活動奨励賞を受賞!

報道部は、今年度の東北大学基金課外活動奨励賞を受賞いたしました。今回は27団体が受賞しました。
報道部の受賞はこれで3年連続になります。ありがとうございます!
学内外の皆様に読んでいただける記事、新聞をこれからも発行し続けて参ります。

読み込み中

【書評】『どん底』 マクシム・ゴーリキー ゆまに書房

 どん底―― 。タイトルからして鬱屈さを醸し出すこの戯曲は、1901年から02年にかけてロシアの作家マクシム・ゴーリキーによって執筆された。100年経った現在でも幾度となく上演されている名作だ。




 舞台は1900年代初頭のロシア社会における貧民窟。原作は四幕で構成され、十数人の登場人物の日常が淡々と描かれている。

 『どん底』にはうっすらとした起承転結はあるものの、主人公は存在しない。木賃宿の亭主の妻とその情夫を中心としてある事件が起こるが、取り立てて大波乱を巻き起こすということもない。物語は終始単調に進み、所々に垣間見えるストーリー性は、有り余るほど多い日常会話に埋もれてしまうのだ。

 しかしながら、本書の一番の魅力は彼らの日常会話にある。誰もが自らの絶望的な境遇を理解しながら、生や自由への渇望、人間というものに対する考えを飾らぬ言葉でぶつけ合う。欺瞞や強欲にまみれた社会の最下層においては、その言葉はある種の美しさをもって私たちの心を打つ。

 「人間は憐れむべきものではない、尊敬すべきものだ」「人はより良いものもために生きているのだ」これらは本書に登場する言葉だ。他にも真意を捉えた言葉は多数登場する。一本調子の展開に退屈する人もいるだろうが、ぜひ一読してほしい。生や自由についてあまり考えることのない私たちに、100年前にどん底で生きた彼らの言葉は確実に活力を与えてくれる。
文芸評論 5641526636200791530

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