報道部部室が一時移転中です

川内サークル部室棟(新サ棟)の内装工事に伴い、報道部部室が
【川内・サークル部室棟Ⅱ 410号室】
に一時的に移転しています。
アクセス方法などの詳細はこちらをご覧ください。
他団体の配置などはこちら

東北大学新聞447号読者プレゼントを実施しました

東北大学新聞としては恐らく初めてとなる、読者プレゼントを実施しました。

プレゼント:「ディズニー・アート展」ペア招待券 5組
※応募は締め切りました。

当選された方には招待券を送付いたします。今しばらくお待ちください。

オープンキャンパス号を配布しました

報道部では今年もオープンキャンパス号を製作。
川内・青葉山・星陵の各キャンパスで2日間合計で3,500部配布しました。
特設ページはこちら

今年度の課外活動奨励賞を受賞!

報道部は、今年度の東北大学基金課外活動奨励賞を受賞いたしました。今回は27団体が受賞しました。
報道部の受賞はこれで3年連続になります。ありがとうございます!
学内外の皆様に読んでいただける記事、新聞をこれからも発行し続けて参ります。

読み込み中

【書評】『どん底』 マクシム・ゴーリキー ゆまに書房

 どん底―― 。タイトルからして鬱屈さを醸し出すこの戯曲は、1901年から02年にかけてロシアの作家マクシム・ゴーリキーによって執筆された。100年経った現在でも幾度となく上演されている名作だ。




 舞台は1900年代初頭のロシア社会における貧民窟。原作は四幕で構成され、十数人の登場人物の日常が淡々と描かれている。

 『どん底』にはうっすらとした起承転結はあるものの、主人公は存在しない。木賃宿の亭主の妻とその情夫を中心としてある事件が起こるが、取り立てて大波乱を巻き起こすということもない。物語は終始単調に進み、所々に垣間見えるストーリー性は、有り余るほど多い日常会話に埋もれてしまうのだ。

 しかしながら、本書の一番の魅力は彼らの日常会話にある。誰もが自らの絶望的な境遇を理解しながら、生や自由への渇望、人間というものに対する考えを飾らぬ言葉でぶつけ合う。欺瞞や強欲にまみれた社会の最下層においては、その言葉はある種の美しさをもって私たちの心を打つ。

 「人間は憐れむべきものではない、尊敬すべきものだ」「人はより良いものもために生きているのだ」これらは本書に登場する言葉だ。他にも真意を捉えた言葉は多数登場する。一本調子の展開に退屈する人もいるだろうが、ぜひ一読してほしい。生や自由についてあまり考えることのない私たちに、100年前にどん底で生きた彼らの言葉は確実に活力を与えてくれる。
文芸評論 5641526636200791530

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