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【書評】『何者』 朝井リョウ 新潮文庫

 ツイッターをはじめとしたSNSを利用している学生は多いだろう。朝は通学電車の中で、昼は授業の合間に、そして夜は寝る前に、もはや一日中、無意識のうちにアプリを起動してしまう。大量に表示される人々の「つぶやき」を読み流し、自身も好きなときに好きなように「つぶやき」を投稿する。




 『何者』は、就活対策として集まった登場人物たちの人間関係や心情を描いた物語。彼らのツイッターの「つぶやき」と並行してストーリーが進行する作品だ。

 登場人物は、海外留学の経験や肩書きにこだわる人、「自分は流されて就活するような人間じゃない」と得意げに話す人、それまで遊んでいたかと思えば器用に内定をとってしまう人など、タイプはばらばらだけれど、現実にもいそうな人物ばかり。

 そんな彼らを冷めた目で見ていたのが、主人公・二宮拓人だ。「意識高い系」という言葉が使われるようになって久しい今日、読者の多くは拓人に共感するだろう。ところが終盤、読者の世界観ががらりと変えられる。詳しくは作品を読んでのお楽しみということにしたい。

 『何者』というタイトルには深い意味が込められている。SNSでの投稿が自分の心の全てではないし、就活でアピールする自分は素の自分ではない。「自分」という人間について、考えさせられた作品である。
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