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第2回イブニング講座 ~地下鉄と人々の関わり~

 第2回「東北大学イブニング講座―メトロでカルチャー」が12月7、14、21日の3週にわたって本学川内北キャンパスマルチメディア棟6階大ホールで開かれた。会場が地下鉄東西線川内駅から近く、平日の夕方の開催のため多くの市民が連日の講座に集まった。




 イブニング講座は、昨年12月の東西線開業を機に始まった市民講座。本学文学研究科が一般向けに情報発信する事業の一環として主催する。研究広報室長の佐藤嘉倫教授は「前回の講座が好評を博したため、今回も開催した。今回は地下鉄を多面的に捉えることをテーマにした」と開催のいきさつを話す。

 第2回は「メトロのカルチャー」と題し、地下鉄と人々との関わりを思想、文学、行動科学の三つの切り口から解説する。佐藤教授は「文学部の様々な研究分野での具体的な視点から、光と闇を備えた特異な存在としての地下鉄を考えていく」と講座の目的を総括する。

 14日の講座は「地下鉄と英文学」で、文学研究科英文学研究室の岩田美喜准教授が担当した。イギリスの詩人、ピーター・ロビンソンの詩「偶然の出来事」の中で繰り返される「uncanny(不気味)」という言葉に着目し、地下鉄の不気味さが文学的な創作を可能にすると説明した。講座に参加した女性は、「内容が興味深く、新たな関心が生まれた。知人と感想を話し合いたい」と語った。

 佐藤教授は、「今回も多くの方が参加し、好評の声をいただいている」と手応えを感じている。「イブニング講座を文学部の研究成果の社会還元として、今後とも続けていきたい」と次回の開催に意欲を見せた。
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