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他大学単位を在籍校で認定 単位互換ネットワーク ~より多くの知識の吸収を~

 皆さんは「単位互換ネットワーク」という制度を聞いたことがあるだろうか。単位互換ネットワークとはこの制度に参加する大学、短期大学、高等専門学校に在籍する学生が、他の参加校の履修科目を履修し、取得した単位を在籍する学校の単位として認定する制度である。




 出願資格があるのは参加校に在籍している正規学生で、在学校の許可を受けた学生。履修を希望する場合は「単位互換学生願書」に必要事項を記入して在籍する学校の窓口に提出する。その他、提出に必要な書類がある場合は各学校の窓口で確認する必要がある。

 単位互換ネットワークは1997年12月に設立された仙台学長会議によって整えられた。その目的は「大学間の交流増進」、「大学教育の活性化と充実」、「意欲ある学生への多様な学習機会の提供」の3点だ。

 単位互換ネットワークの利点は大きく分けて2点ある。1点目は自分の専門と全く違う分野の科目を履修でき、知識の幅が広がる点だ。学都仙台コンソーシアム単位互換部会事務局(以下事務局)は「短い大学生活でより多くの知識を吸収するのに、単位互換制度は最適な制度だ」と説明する。

 2点目は他学校でのキャンパスライフを体験できる点だ。普段とは一味異なるキャンパスライフを過ごせるため、気分転換にもなる。他学校のキャンパスで楽しみながら受講している学生が多いそうだ。

 また、この制度には3種類の特徴的な科目が設けられている。一つ目は集中講義科目。これは主に長期休業期間に開講される科目だ。事務局は「効率的に単位を取得したい学生には集中講義がおすすめだ」と語る。

 二つ目は遠隔授業科目だ。これは科目提供学校が授業の映像をDVDに収録し、履修希望者の在籍する学校に郵送することで、履修者が在籍学校にいながら講義が受けられる科目だ。

 三つ目はサテライトキャンパス開講科目だ。週末に地下鉄南北線広瀬通駅から徒歩3分のところにある仙台市市民活動サポートセンターで開講される。「交通の便が良いため、通いやすいのが利点だ」と事務局は話す。

 今年度は本学を含む大学16校、短期大学4校、高等専門学校1校の計21校が参加しており、例年、約100人の学生がこの制度を利用している。事務局は「比較的時間に余裕のある1、2年生の利用が多いようだ」と分析する。

 また、今後の展望についても事務局は「たくさんの学生にこの制度の存在を知ってもらい、活用していただきたいので、地道に広報活動を続け、履修者を増やしていきたい」と話した。本学では本年度の後期科目の出願期間は9月8日までだ。教務課が窓口なので、興味のある人は問い合わせてみてはいかがだろうか。
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