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キャンパス美化の支え役 「Clean Staff ぶる~みん」とは?

 新年度が始まって2カ月が過ぎ、それぞれが思い思いに大学での日々を過ごしていることだろう。だがキャンパス環境を整備している人たちがいてこそ、日常生活を気持ちよく送れることに気付いている人はどれほどいるだろうか。そのキャンパスの環境を維持しているチームが「Clean Staff ぶる~みん」だ。




 ぶる~みんは本学の環境美化を担当するチームとして2010年に発足。現在は、7チームで各キャンパスを担当し、合わせて51人のコーチとスタッフがいる。

 作業は日中いっぱい行われる。午前はキャンパスの清掃作業。ごみの回収や清掃を担う。午後には季節に応じた美化活動が行われる。例えば草刈りや落ち葉・枯れ枝の収集と処分、花の水やり、除雪作業などがあり、多岐にわたる。慣れた手つきで作業をしていくスタッフ。「特に何も言わなくとも、作業場所に着けば、何をしたらいいのかがわかっているのです」と川内北チームのコーチである中鉢智恵子さんは語る。

 スタッフとして作業しているのは障がいのある方々。大学から支援学校などに求人を出して人員を募り雇用している。一方でコーチはスタッフの作業・体調等を見守っている。

 ぶる~みんで活動するスタッフはお互いを尊重し、生き生きとしている。スタッフの一人は「マイペースに行動するのではなく、手早く作業することを学んだ」と成長を実感。別のスタッフも「生活でも変わった部分がある。ぶる~みんに入るまでは周りの人が怖かったが、今では大学の食堂でご飯を食べられるようになった」と笑顔で続けた。

 コーチもこういったスタッフの成長を実感することが何よりうれしいと感じている。「スタッフの力を信じている。それぞれが人を思いやれる付き合いができればいい」とコーチの大友ひろみさんは願っている。

 活動をしていてうれしいことは他にもある。それは、キャンパス内の人からスタッフに声をかけてくれること。「『おはようございます』の挨拶一つで、誰かが見てくれているのだなと実感する」と川内北チームシニアコーチの佐々木永滋さんの顔がほころぶ。

 一方で、キャンパスの光景で心を痛めることもあるそうだ。「駐輪場で作業している脇を猛スピードで通過するなどマナーの良くない所が見られる。また残飯が乱雑に捨てられていたり、禁煙であるにもかかわらずたばこの吸い殻が落ちていたりするのを見ると何とも言えない気持ちになる」とコーチたち。基本的なルールが守られていないこともあると感じている。

 大学の環境維持を担っているぶる~みん。学生生活を支え続けるために作業をしている大学職員の姿を知り、一人一人が駐輪の仕方やゴミ捨てのマナーを守っていく姿勢が必要だろう。
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