報道部部室が一時移転中です

川内サークル部室棟(新サ棟)の内装工事に伴い、報道部部室が
【川内・サークル部室棟Ⅱ 410号室】
に一時的に移転しています。
アクセス方法などの詳細はこちらをご覧ください。
他団体の配置などはこちら

東北大学新聞447号読者プレゼントを実施しました

東北大学新聞としては恐らく初めてとなる、読者プレゼントを実施しました。

プレゼント:「ディズニー・アート展」ペア招待券 5組
※応募は締め切りました。

当選された方には招待券を送付いたします。今しばらくお待ちください。

オープンキャンパス号を配布しました

報道部では今年もオープンキャンパス号を製作。
川内・青葉山・星陵の各キャンパスで2日間合計で3,500部配布しました。
特設ページはこちら

今年度の課外活動奨励賞を受賞!

報道部は、今年度の東北大学基金課外活動奨励賞を受賞いたしました。今回は27団体が受賞しました。
報道部の受賞はこれで3年連続になります。ありがとうございます!
学内外の皆様に読んでいただける記事、新聞をこれからも発行し続けて参ります。

読み込み中

【書評】『1Q84』 村上春樹 新潮社

 人生のリセット――その言葉に皆さんはどのような印象を抱くだろう。これまで築いてきた生活スタイル、人間関係を帳消しにしてゼロから築き直す。リセットという言葉にはしばしばマイナスのイメージが付随するきらいがある。




 村上春樹の小説を読んでいるとこの「人生のリセット」という言葉が大きなテーマになっていることに気づく。そして彼の代表作の一つであるこの本はまさに新たな自分を求めて人生のリセットに命を懸ける男女の姿が詳細に描かれている。

 1984年を生きている青豆と天吾は互いを求めながらも決して出会えない、そんな生活を繰り返していた。それがあることがきっかけとなって彼らは別の世界に送り込まれてしまう。その名は「1Q84」年。新たな世界で彼らはさまざまな困難に立ち向かいながら少しずつ距離を縮めていく。

 ここで大事なのが彼らは1Q84年に送り込まれた―いわば受動的に―のに対してその世界で彼らは能動的に互いを探し求めたということである。この「受容」と「能動」の関係がこの小説の大きなポイントだ。

 我々が住む現実の世界に1Q84年のような別世界は当然のことながら存在しない。しかしながら、似たようなことは現実にもありうる。大学に入学する、新しくバイトを始める、会社に就職する……などなど。別の言い方をすればこの1Q84年という世界は、個々人がこれから入っていく新たなコミュニティーとでも言えそうだ。

 新年度に入って新入生の諸君はこれからどんなことをしていくか思案していることだろう。また2年生以上の君たちも1年の節目、新しくバイトを始めたり研究室に入ったり、さまざまな「1Q84年」を思い浮かべているに違いない。

 しかし覚えておいてほしい。新たなコミュニティーでどう活動していくかは自分自身にかかっているということを。どのようにして―それが受動的であれ能動的であれ―新しい世界に足を踏み入れたとしてもたどっていく道は本人の気持ちににしか依存しないのだ。

 1Q84年を輝かしいものにできるか、それは君たち一人ひとりの手に委ねられている。
文芸評論 6023184822186633494

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