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【ネタ記事】集めろスピリチュアル! ~宮城県のパワー結集~

 「力が……欲しいk」「欲しいです欲しいです」




 男なら、誰もが一度は憧れる地上最強の男。ただの大学生である筆者ももちろん、憧れている。しかし、地下闘技場で命を懸けた死合をしているわけでもなく、シベリアトラと闘った伝説を持つ館長がいる、空手道の道場に通っているわけでもない。これでは地上最強の男にはなれないし、カマキリとのイメージトレーニングにすら敗北してしまうだろう。

 この状況を打破するためにはもはや神秘的な力に頼るしかない。宮城県にあるパワースポットを巡り、スピリチュアルパワーを身体に注入することで地上最強の男に近づくのだ。

 最初に行ったパワースポットは鹽竈神社。鹽竈神社は東北鎮護・陸奥国一之宮として敬われている。東北を鎮護するこの神社のパワーを受け取ることで、守護る力を身に着けることができるだろう。宮本武蔵にも勝てるようになるはずだ。

 鹽竈神社といえば表参道の男坂。200段を超える急な階段を駆け上がれば、浄化作用を受けることができるらしい。まずは階段を駆け上がる。しかし、大して運動もしていない衰えた体では階段の半分にも達さないあたりで、ふくらはぎが悲鳴をあげてきた。そのあとはゆっくり歩いて上ったが、足をつる寸前であった。

 階段を上りきると撫牛があった。撫牛とは牛の頭をなでることでご利益がある置物。鹽竈神社では「商いは牛の涎」ということわざから、牛の頭をなでれば商売繁盛や金運に効果があるという。金運が上がって地上最強の男になれるのか……? という気持ちにもなったが、お金があれば何でもできるだろうということで、いっぱい頭を撫でてきた。歯をインプラントにして、込めた力が無駄なく全身に伝わるようにでもしてみようか。また、地上最強の男の背後には、目が眩むほどの金塊が見えるとも言う。最後に参拝をして鹽竈神社を後にする。次は日本三景の一つである松島へ向かう。

 松島と言えばやはり見事な風景。さらに潮風には浄化の効果があるらしく、悪い気を浄化して、神聖な力を得ることができるだろう。海岸の景色を一望できる場所に行き、海を見る。まさに心が洗われるような感覚になる。松尾芭蕉の気持ちがわかるようだ。さらに松島名物である牡蠣を食べる。磯の風味と共に一口。これで磯の力を補充できた。

 宮城県には他にもパワースポットがたくさんある。ゆくゆくはすべて制覇し、県内のスピリチュアルパワーを結集することができれば地上最強の男に近づくことができるだろう。
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