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定禅寺ジャズフェス特集 ~市民が奏でる音楽の祭典~

 「定禅寺ストリートジャズフェスティバルin仙台」(以下、ジャズフェス)が、先月8日から9日にかけて仙台市中心部で開催された。第28回を迎える今年のテーマは「伴走」。全国各地から700以上のバンドが集まり、全47ステージでさまざまな種類の音楽を披露した。本学からも、学友会アカペラコーラス部やブルーグラス同好会など多くの団体が出演した。

 メイン会場となる定禅寺通りは、小雨にも関わらず2日間とも大勢の来場者でにぎわった。会場周辺の屋台では、軽食やドリンクが販売され、リラックスしながら音楽を楽しむ
ことができる。2日目の最後に勾当台公園市民広場で行われたフィナーレでは、参加バンドによるセッションが披露され、大盛況を博した。

 本イベントは、市民ボランティアとカンパの協力によって成り立っている。来年の開催に向け、演奏を聴くだけでなく、イベントの開催に協力してみるのも、一つの楽しみとなるだろう。



~出演団体紹介: New Forest Jazz Orchestra~

 ひと際大きな人だかりができていた1日目の仙台定禅寺ビル前。お年寄りから学生まで、多くの市民が東北大学New Forest Jazz Orchestra Rg.bandの演奏を楽しんだ。コンサートマスターを務めた米地舜さん(医・3)は、「見てくれる人に楽しんでもらいたい気持ちで演奏した」と振り返る。

 この日披露したのは、全部で5曲。コンガの音色が印象的な「500 years」や、しっとりとした曲調の「End in sight」など、多彩な選曲で観客を魅了し、最後はアップテンポな「Wind Machine」で締めくくった。演奏終了後には、大きな拍手と声援が巻き起こった。

 「緊張よりも楽しく演奏することができた」と米地さん。専門パートであるピアノの他、高校時代での打楽器の経験から、コンガも担当した。演奏中には通りがかりに聴いてくれる人を目にし、例年以上の熱気を感じたという。

 市民が運営する音楽祭としては全国最大規模である本イベント。年に一度の音楽の祭典に、仙台市民だけでなく、全国の音楽好きが一堂に会す。「町全体が盛り上がる感じがする」と米地さんは話した。

 東北大学New Forest Jazz Orchestra Rg.bandは先月25日に解散ライブを行い、新体制での活動がスタートした。今までとはまた一味違う、新たなメンバーによる演奏に期待がかかる。


~出演団体紹介: GO∞HIP~

 小雨が降るジャズフェス2日目。あいにくの天気となったが、会場の西公園SL広場前には、東北大学ゴスペルサークルGO∞HIP(ゴシップ)の力強い歌声が響き渡っていた。部長の篠崎志織さん(理・2)は、本イベントについて「あちこちでにぎわっているという印象がある。市民の活気を感じる」と話した。

 1年生にとって初めてのイベントだという今回のジャズフェス。映画「天使にラブ・ソングを2」の劇中歌としても有名な「Oh Happy Day」を含む、全4曲を披露した。曲を追うごとに会場のボルテージが増していき、特に最後を飾った、グループのイメージソングでもある「You Are Good」では、「Hallelujah(ハレルヤ)」の歌詞に合わせて、部員と一緒に左右に手を振る観客の姿も見えた。曲が終わると会場からは大きな拍手が巻き起こり、「みんなが楽しんでくれたようでよかった」と篠崎さんも安堵の表情を浮かべた。

 今後の公演としては、12月22日にウィンターライブを予定している。設備が整った会場でのライブのため、より一層気合が入っていると篠崎さん。「冬の寒さに負けないぐらいの熱い曲を用意したい。初めての人も何度も来ている人もぜひ楽しんでほしい」と呼びかけた。
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