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【ネタ記事】仁義なき二人羽織対決① ~ラーメン~

 「二人羽織やりたいな~」。部員間の親睦を深めるため、部員全員でネタ記事をやりたいと考えていた矢先、編集長の一言で二人羽織対決の開催が決まった。部員を総動員し、2チームに分かれ、3番勝負で争う。チーム名はその辺にあったラーメンの種類で適当に、チームしょうゆとチームシーフードに決定。

 正直、「え? 私もやるの?」みたいな顔をしている部員が見えなくもないが、気にしない。かくして、チームしょうゆとチームシーフードの仁義なき二人羽織対決が始まった。




 記念すべき報道部二人羽織企画の幕開けは、ラーメン対決。勝利基準は「どれだけこぼさずに、早く、最後まで食べきることができるか」だ。スープは熱く危険なため、麺と具材を食べ切ってゴールとなる。チームシーフードからは編集長と部員T、チームしょうゆからは筆者Kと先輩Mが参戦した。使用する某有名カップラーメンは、一人暮らしをする学生の最後の手段だ。最後の手段を頻繁に用いる筆者Kには慣れ親しんだ味であり、思わず不敵な笑みが浮かぶ。

 向かい合ってお湯を注ぎ、3分間待つ。両チームがラーメンの蓋を開けるのと同時に、戦いの火蓋が切って落とされた。先輩Mと協力して、筆者Kは必死に麺をすする。長いようで短かったこれまでの19年間だが、すするという行為にこれほど執念を燃やしたことがあっただろうか。ダ〇ソンも驚きの吸引力を見せた筆者Kだが、対するチームシーフードの精鋭はあまりにも強敵だった。楽しげな笑い声を絶やさないまま、いつの間にか麺を吸い込んでいる編集長。後ろの部員Tの手は、まるで編集長の手そのもののようになめらかに麺を口に運ぶ。この道数十年の玄人のような連携に、「慣れすぎていて怖い」、「プロの方がいらっしゃる」と部員間にどよめきが広がる。初冬の寒さとは対照的に、部室には熱気が充満する。

 こぼしながらも麺を食べ終え卵の攻略に移ったのだが、柔らかさが災いしなかなかつかめない。日本人としてこの木の棒を否定したくはないが、目視なしで卵を取るには不向きと言わざるを得ない。さらに向かい合った編集長は高らかな笑い声を上げ続けており、その様子に若干の恐怖を覚えた筆者は、うっかり卵をこぼしてしまう。見ると、チームシーフードはネギしかこぼしていない。このままでは負けてしまう。いちるの望みをかけ、最後の威嚇を繰り出す筆者だが、編集長は「二人羽織って楽しいね」と完全なる強者のセリフ。もはや万策は尽きた。

 ここで第1戦は終了。筆者Kは完敗を喫したのであった。言葉を駆使し、後ろの人に手の役を全うしてもらうのは目視できる者の務めだ。後ろで手となってくれた先輩Mの力を十分に発揮させられなかったことが悔やまれる。見事な指示を行った編集長は、多少笑いすぎであろうとも「伝える」という報道部員の力を遺憾なく発揮していた。報道部員として過ごした1年間は、これほど大きなものであったのか。筆者Kはうなだれながら、「報道部力」を上昇させ、いつか編集長に勝利することを胸に誓った。
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