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【SAP特集】ぶっちゃけ一問一答 ~SAPの実態に迫る~

―費用はどのくらい?



 ヨークのプログラムは、昼食代、現地交通費を差し引いて27~32万円程度。他のプログラムもさほど変わらないが、アメリカは少し割高な印象。また、真面目にプログラムに参加すれば8万円の奨学金が支給される。冷静に考えると、驚愕の安さである。航空費だけで11万円かかっているので、4週間の生活費、学費諸々が約10万……。どれだけ大学からの支援が手厚いのか、恐れ多くなってしまうほどだ。

 ちなみにヨーク大学は、学食が高く、自炊したりスーパーで買ってきたものを食べたりしている人も多かった。それと、現地の人が愚痴るほど電車賃が高い。夜行バスを使ったが、めちゃくちゃ乗り物酔いした。

―SAPに行くと長期休暇がつぶれる?

 ヨークのプログラムは2月下旬から3月下旬の約4週間で行われた。他のプログラムも、だいたい3~5週間。少しでもSAPに興味があるなら、時間的に余裕のある1年生の内に行くべきだったと今は思う。

 週末は、ほぼイギリス観光。インドア人間の筆者は、ホテルや鉄道の予約を友達に頼りっきり。本当にありがたかった。ロンドンとオックスフォードにも行くことができた。

 それでも本音を言えば、何もせずただ時間を溶かす春休みも恋しかった……。「長期休暇丸々使うのは、ちょっと嫌だな」という人は、2週間でテーマ学習に取り組む「ファカルティレッド(FL)プログラム」もおすすめだ。

―カルチャーショックやホームシックは大丈夫だった?

 筆者はホストファミリーに本当に恵まれ、またヨークの穏やかな街並みが自分に合っていたので、どちらも大丈夫だった。それでも、言葉が通じないことがストレスになっている学生は多かったように思う。後日談によると、特に第1週目は、家に帰った後一人泣いていた人も多かったらしい。体調を崩してしまう人もいたようだ。

 筆者が唯一困ったのは、食事面か。とにかく野菜の摂取量が少なくなる。自然とバランスの良い食事ができる日本食って、すごいんだなと思った。

―SAPってどんな人が参加するの?

 さまざまな学部から万遍なく選考されている印象。性格もサークルも価値観もみんな違うが、全体的に積極的な人が多いかもしれない。学部外の友達ができるのもよい。4週間も過ごしていれば自然と仲良くなるのでご安心を。

―手続きや研修、準備が面倒?

 これは避けては通れない道ではあるが、それなりに大変ではあった。しかも、これが筆者にとって初めての海外であり、どうしたらいいか分からず「もう行きたくない……」とも思った。プレゼンの準備や研修は面倒だとも思ったが、結局それらも含めて、充実した留学になるのだと感じた。苦労した分、実を結ぶものも多いので、腐らずに挑戦することが大切だ。
紀行 8370714480449177284
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