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【突撃! 隣のとんぺー生】(5) 理学部1年・東海林紬さん ~世界に目を向けて~

 「突撃! 隣のとんぺー生」第5回を飾るのは先月4日、カメイアリーナ仙台で挙行された本学入学式にて新入生代表挨拶を務めた東海林紬さん(理・1)。挨拶に込めた思いや入学から1カ月が経過した現在の心境を伺った。



―新入生代表に選ばれた経緯は

 AOⅡ期で理学部生物学科への合格が決まった後、突然、大学から電話が掛かってきて依頼されました。知らない番号だったので、まさかという感じでしたね。参考にと貰った昨年度と一昨年度の代表挨拶を読みながら、12月ごろから文面を考え始めました。理系の生徒に偏らず、新入生全体に共通したテーマにすることを心掛けました。

―挨拶を終えてみての気持ちは

 当日は普段履かない踵の高い靴を履いていました。ヒールの部分が緊張で震えていたのをよく覚えています。最近では学食で知らない人から「新入生代表で挨拶をした人ですよね」と声を掛けられることもあり、反響の大きさに驚いています。この挨拶で述べたことを忘れずに、今後の大学生活を過ごしていきたいですね。

―高校と大学とで生活面での変化はあるか

 最初の1週間はやっぱり長く感じましたし、夜も目が覚めてしまうことがよくありましたね。でも、時間の使い方が分かり生活リズムが確立するにつれて、不安も解消されました。朝一人で起きられるようになったのは成長です。講義に関しては40人ほどの少人数で受けるものが多いため、そこまで高校との差は感じていません。強いて挙げるとすれば、パワーポイント形式の講義が多くなったことですかね。

―入学から約1カ月経った今、どのような勉強をしているか

 特に分子生物学に興味があります。主に細胞内で起こる反応、現象を扱う学問です。最近だと東工大の大隅教授がノーベル賞を受賞したことでも有名になった分野です。中学生のときから分子生物学の分野に関心はあり、高校でも生物部に所属していました。さらに好奇心が掻き立てられたのは本学の「科学者の卵養成講座」です。その講座は理系の高校生、特に科学に関心がある生徒を対象に開かれており、大学と似た講義形式で進行します。多くの教授の講義を受ける中で、興味のある分野の知識を深めることができました。

―今後の目標は

 大学院、さらには博士課程まで進みたいと思っています。その後は海外での就職も視野に入れているので、留学は経験したいですね。入学式で「世界に目を向けるべき」と言ったのはそのような思いからです。それを実現するために、TGLという留学希望者向けのゼミにも加入しました。研究に関しても、日本が応用を重視しているのに対して、海外は基礎を大事にしています。自分は海外の考え方の方が合っているため、基礎研究ができる国に留学したい思いが強いです。まずは教養の幅を広げ、目標につながる土台を作っていきたいですね。
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