読み込み中

【ネタ記事】報道部新入生企画・大縄跳び ~協調性を身につけろ!~

 報道部員に必要なスキルとは何か。積極性、文章力などさまざまなものが挙げられるだろうが、いい取材のためには取材相手の気持ちに寄り添うことが大切だ。まずは身近な人の気持ちに寄り添い、気遣い合っていくのがいいだろう。協調性は円滑に組織を運営していくためにも重要だ。それでは、新入生の協調性を高める必要があるのではないか。そこで今年の新入生企画は、協調性を高めるために大縄跳びを執り行うことになった。今年度はめでたく13人の新入部員を迎えた弊部。このあたりで洗礼を浴びせておきたい。

 ということで先月某日、快晴の青空の下集った部員は13人。うち9人は新入部員であり、早くも積極性の高さが表れていることに内心拍手を送る。Aチーム6人とBチーム7人に分かれ、まずは練習をスタート。初めはすぐに縄にひっかかることが続いたが、練習を何度かすると感覚をつかめたのか、両チームである程度続くようになった。ここで練習を終え、Aチーム、Bチームの順に3セットずつ跳び、跳んだ回数の合計で勝敗を決めるデスマッチへ。

 勝負前はAチーム、Bチーム共に「いけるだろう」と余裕の笑みを浮かべていたが、一度跳び始めると表情は一変。「足が上がらない」「5回跳ぶと息が切れる」などの悲痛な叫びがそこかしこで上がり始める。報道部は老人会ではないはずだが、文化部出身者が多いため、体力的にはほぼ老人会と言って差し支えはない。さらに大学で体育を履修していない部員ばかりなので、突然の跳躍に驚いた体を飼い慣らすことが勝利へとつながっていく。1セット目はAチームがまずまずの10回。次のBチームも8回という結果となった。

 2セット目に入ると精神的なゆとりが芽生えたのか、Aチームで跳びながらカメラにピースサインを向けることがはやり始める。芸人魂なのか記者魂なのかもはや定かではないが、息を切らしながらピースを向ける姿はプロの貫禄すら感じさせる。しかし精神に肉体が追い付かなかったのか、2セット目のAチームは6回に留まった。2セット目でできるだけ多く跳んでおきたかったこともあり、Aチームが後退したように見えたが、ここで番狂わせが起こる。2セット目のBチームがまさかの0回を記録してしまったのだ。ほんの少しでも足並みが乱れると記録が止まってしまう、大縄跳びの真の恐ろしさがここでBチームに牙をむいてしまった。

 最終セット、Aチームは点差をさらに広げたいという思いに体が応えてくれたのか、着々と回数を増やしていく。しかし20回を過ぎた頃から体力の限界が訪れ始め、「誰か足ひっかけて」と息絶え絶え。30回目で無事に足がひっかかり、合計で46回という結果となった。

 一方のBチームは瀬戸際。2セット目の0回が響いているため、39回跳ばなければ勝てない。気合を入れたBチームも着々と回数を重ねていく。しかし残念ながら29回目でひっかかり、合計37回。Aチームの勝利となった。

 今回はチーム分けをしたため勝敗がついたが、どちらも最後まで粘ったいい対決となった。大縄跳びを通して、互いの協調性をしっかりと確認することができたのが最も大きな収穫だろう。これから新体制で活動していく中で、協調して新聞をよりよくしていけるはずだ。13人の新入部員を迎え、パワーアップしていく報道部に期待してほしい。
ネタ記事 3728580978453880920
ホーム item

報道部へ入部を希望する方へ

 報道部への入部は、多くの人に見られる文章を書いてみたい、メディアについて知りたい、多くの社会人の方と会ってみたい、楽しい仲間と巡り合いたい、どんな動機でも大丈夫です。ご連絡は、本ホームページやTwitterまでお寄せください。

Twitter

Random Posts