自然と文化が息づく 川内キャンパス散策
視界が開けて見晴らしのいい昼頃の川内北キャンパスには、学生たちのにぎやかな声があふれている。川内キャンパス内最大の学生食堂である「川内の杜ダイニング」では友人と食事を取る者、おしゃべりに花を咲かせる者に加え、次の講義の予習をする者などさまざまな学生の姿がある。
川内北キャンパスを南に出る交差点を渡り、文系学部の研究棟が位置する南キャンパスを左に進んだ先に位置しているのが萩ホールだ。優れた音響設計を備えたこのホールでは、日々さまざまな団体のコンサートや会議が催されている。
萩ホールの奥には、自然豊かな広場がある。よく晴れた日には鳥の鳴き声が四方から聞こえ、休憩するのにうってつけのスポットだ。木々の間の道を少し歩くと仙台に縁の深い武将である支倉常長の像が現れ、大通りに出る。ここから、広瀬川につながる長い道のりを一望できる。
春には桜が一面に咲き「桜の小径」と呼ばれるこの道は、夏には新緑が鮮やかに見える。右には仙台城大手門跡が立っており、旧跡の面影を感じ取れる。
長く緩やかな道を下っていくと、興味深い見どころに次々と出会う。日本のフィギュアスケート発祥の地とされる五色沼、色鮮やかな花が植えられた青葉山公園などが見える。また右側を見上げると、仙台城跡の伊達政宗公騎馬像を目にすることができる。
坂の先に続いているのが、広瀬川にかかる大橋だ。かつては城と城下町をつなぐ重要な位置を占めていたこの橋から左右を見ると、河岸の景色の美しさに思わず足を止めたくなる。川と山に囲まれた川内キャンパスは、四季折々の自然と仙台城の文化を今もいきいきと残している。(植山魁)
