【ネタ記事】4競技同時進行バトル開演 ~オセロ・チェス・将棋・麻雀~
https://ton-press.blogspot.com/2017/06/4.html?m=0
オセロ、将棋、チェス、麻雀などのボードゲームは誰でも手軽に扱えるので皆さんも先輩や同級生たちと遊ぶことがあるだろう。だが、そこは大学生、学業に追われなかなか時間を取れなかったり、予定が合わなかったりすることも多いはずだ。
そんな悩みに対し、筆者は画期的なアイディアを思いつく。「時間がないなら同時進行でやればいい」。こうしてかつて10人の言葉を正確に理解し、的確に返答をしたという聖徳太子もびっくり仰天の、オセロ、将棋、チェス、麻雀を同時進行で行う企画がスタートした。
テーブルの上に麻雀セットを用意し、その上にオセロ盤、将棋盤を用意し、チェス盤を入手できなかったのでチェスのアプリを起動していよいよゲームスタートだ。麻雀の手牌を確認しながら将棋の「歩」を進め、チェスのポーンを進め、オセロの黒石を置く。息つく間もなく、また将棋の駒を動かし、チェスの駒を動かし、麻雀の牌を引いては捨てて、オセロの白石を黒石で挟んでいく……全く頭が回らない。麻雀では相手の捨て牌を確認するどころか自分の手牌ですら正確に把握しておらず、どんな役を作るかの検討すらままならない。
チェスや将棋にしても十分に思考する時間もなく、半ば「これでいいや」と投げやりになりながら手を進めていく。「え? その手には何の意味があるんだろう……何を狙っているの?」と将棋の相手をした部員に尋ねられたが、何も考えていないとは言えず、とりあえず「ふふふ」と意味深に笑っておいた。
その後もチェスの手を考えている間に麻雀で自分の番が来てしまい、「早くしろよ」と急かされ、その間に将棋も自分の番になり「早く早く」と急かされ、オセロまでも自分の番になり「次、先輩の番ですよ」と急かされる。3方向からのプレッシャーを受け、切羽詰まってそれぞれ適当に手を進め、ますます自分の手を苦しくするという悪循環に陥る。
ここで自分の王将の近くに飛車があることに気づかず、金将で詰まれてしまい将棋が終了。なおここまでの経過時間は約10分。将棋に関しては全く相手になっていなかった。
だが、これで同時進行の競技が1個減ったわけだ。さらに、麻雀も他の競技の手を考えていると、何もできないのでほぼ諦めた。ここからチェスとオセロに全精力を注いで逆転を狙う……! 結果、チェスとオセロにはなんとか勝利したが、麻雀に関しては、最後は上がり牌を見間違え、「ロン」と言ってしまうという痛恨のミスを犯し、反則負けとなってしまった。
考えてみれば当たり前の話ではあるが、同時進行で行うとどうしても集中力を欠き、ボードゲームの醍醐味である相手との駆け引きをまったく楽しむことができない。「ゲームはやはり一つのものを全力でやったほうが楽しい」。頭を使い果たし、精根尽き果てた筆者は改めてそう思うのだった。
そんな悩みに対し、筆者は画期的なアイディアを思いつく。「時間がないなら同時進行でやればいい」。こうしてかつて10人の言葉を正確に理解し、的確に返答をしたという聖徳太子もびっくり仰天の、オセロ、将棋、チェス、麻雀を同時進行で行う企画がスタートした。
テーブルの上に麻雀セットを用意し、その上にオセロ盤、将棋盤を用意し、チェス盤を入手できなかったのでチェスのアプリを起動していよいよゲームスタートだ。麻雀の手牌を確認しながら将棋の「歩」を進め、チェスのポーンを進め、オセロの黒石を置く。息つく間もなく、また将棋の駒を動かし、チェスの駒を動かし、麻雀の牌を引いては捨てて、オセロの白石を黒石で挟んでいく……全く頭が回らない。麻雀では相手の捨て牌を確認するどころか自分の手牌ですら正確に把握しておらず、どんな役を作るかの検討すらままならない。
チェスや将棋にしても十分に思考する時間もなく、半ば「これでいいや」と投げやりになりながら手を進めていく。「え? その手には何の意味があるんだろう……何を狙っているの?」と将棋の相手をした部員に尋ねられたが、何も考えていないとは言えず、とりあえず「ふふふ」と意味深に笑っておいた。
その後もチェスの手を考えている間に麻雀で自分の番が来てしまい、「早くしろよ」と急かされ、その間に将棋も自分の番になり「早く早く」と急かされ、オセロまでも自分の番になり「次、先輩の番ですよ」と急かされる。3方向からのプレッシャーを受け、切羽詰まってそれぞれ適当に手を進め、ますます自分の手を苦しくするという悪循環に陥る。
ここで自分の王将の近くに飛車があることに気づかず、金将で詰まれてしまい将棋が終了。なおここまでの経過時間は約10分。将棋に関しては全く相手になっていなかった。
だが、これで同時進行の競技が1個減ったわけだ。さらに、麻雀も他の競技の手を考えていると、何もできないのでほぼ諦めた。ここからチェスとオセロに全精力を注いで逆転を狙う……! 結果、チェスとオセロにはなんとか勝利したが、麻雀に関しては、最後は上がり牌を見間違え、「ロン」と言ってしまうという痛恨のミスを犯し、反則負けとなってしまった。
考えてみれば当たり前の話ではあるが、同時進行で行うとどうしても集中力を欠き、ボードゲームの醍醐味である相手との駆け引きをまったく楽しむことができない。「ゲームはやはり一つのものを全力でやったほうが楽しい」。頭を使い果たし、精根尽き果てた筆者は改めてそう思うのだった。