【ネタ記事】キャッパーに挑戦 ~目指せ最高のバカッコイイ!~
https://ton-press.blogspot.com/2018/11/blog-post_3.html?m=0
ふとニュースで「若者の間で流行!」というテロップが流れた。そこでは学生がキャップを飛ばして遊んでいる姿があった。彼らは「キャッパー」と呼ばれ、親指と折りたたんだ中指でペットボトルのキャップをはさみ中指で弾いて飛ばし、かごの中へ放り込んだり、的に当てたりする。
筆者にはそれが一種の「バカッコイイ」に見えた。バカッコイイとは日常生活の中でのパフォーマンスであり、成功するとかっこよく見える。この時筆者は「バカッコイイ」をしていた経験を思い出した。「よし、またバカッコイイをやってみよう」
かくしてキャッパーになることにした。舞台は部室。用意したのはそれぞれ高さや大きさなどが異なるキャップ。
まず見知った情報をもとにフォームを決めてキャップをいくつか飛ばしてみる。フリスビーのように回転するが、どれも距離が伸びない。そこで腕を軽く振って勢いを加え、飛ばしてみた。距離は伸びたが、飛ぶ方向が定まらない。ここで一度基本のフォームを見つめ直した。考えた結果、まずフォームを決めてからキャップを落とさないようにしっかり持ち、構えた手の向きを変えることで方向を調整できるようになった。
飛ばし方のコツを感覚でつかんできたところで、今度は的に当てることにした。部室にあった空っぽの箱を立てて的に見立てた。的の大きさは縦10センチ、横20センチの長方形とやや小さい。それにめがけて飛ばしてみる。やはり難しい。何度繰り返してもまるでキャップが的を避けるかのような軌道をたどった。
そこでキャップの種類を変えて対策を施した。500ミリのペットボトルでよく使われる高さが約15ミリキャップは飛んだ後、放物線を描いて急降下する。一方、比較的高さの低いキャップは軽く抵抗も少ないためまっすぐ飛ぶ。その扱いやすさのおかげか、的に当てることができるようになった。
キャッパーの基本を押さえたところで部員Sがやってきたので、今度は2人で野球ならぬ「野キャップ」をやってみることにした。本来ならボールを使うところをキャップで代用する。先攻の部員Sがバットを、筆者はキャップを構える。野球でなら振りかぶって球を投げるが、今振りかぶったらキャップがあらぬ方向へ飛んでしまう。ゆえに振りかぶるに代わって「投げますよ」という掛け声とともに投キャップ!(投球だけに)
勝負は白熱した。ヒットが出たり、ピッチャーが打キャップ(打球だけに)をキャッチし、一塁へ送キャップ(送球だけに)したり、さらに即興の実況が加わって盛り上がった。ピッチャーに代わりがいないため、金足農業高から甲子園へ出場した彼の気持ちの一端を垣間見た気がした。
結果、5―0で部員Sが勝利を収めた。筆者はうなだれた。悔しい。
今回、初めてペットボトルのキャップを使って試行錯誤して遊んでみた。やはり人と一緒にやる分には楽しかった。またキャップ一つで投げ方や材質から考えさせるものはあった。ただ、またやってみたいかと問われたら、前向きな返答はできそうにない。
筆者にはそれが一種の「バカッコイイ」に見えた。バカッコイイとは日常生活の中でのパフォーマンスであり、成功するとかっこよく見える。この時筆者は「バカッコイイ」をしていた経験を思い出した。「よし、またバカッコイイをやってみよう」
かくしてキャッパーになることにした。舞台は部室。用意したのはそれぞれ高さや大きさなどが異なるキャップ。
まず見知った情報をもとにフォームを決めてキャップをいくつか飛ばしてみる。フリスビーのように回転するが、どれも距離が伸びない。そこで腕を軽く振って勢いを加え、飛ばしてみた。距離は伸びたが、飛ぶ方向が定まらない。ここで一度基本のフォームを見つめ直した。考えた結果、まずフォームを決めてからキャップを落とさないようにしっかり持ち、構えた手の向きを変えることで方向を調整できるようになった。
飛ばし方のコツを感覚でつかんできたところで、今度は的に当てることにした。部室にあった空っぽの箱を立てて的に見立てた。的の大きさは縦10センチ、横20センチの長方形とやや小さい。それにめがけて飛ばしてみる。やはり難しい。何度繰り返してもまるでキャップが的を避けるかのような軌道をたどった。
そこでキャップの種類を変えて対策を施した。500ミリのペットボトルでよく使われる高さが約15ミリキャップは飛んだ後、放物線を描いて急降下する。一方、比較的高さの低いキャップは軽く抵抗も少ないためまっすぐ飛ぶ。その扱いやすさのおかげか、的に当てることができるようになった。
キャッパーの基本を押さえたところで部員Sがやってきたので、今度は2人で野球ならぬ「野キャップ」をやってみることにした。本来ならボールを使うところをキャップで代用する。先攻の部員Sがバットを、筆者はキャップを構える。野球でなら振りかぶって球を投げるが、今振りかぶったらキャップがあらぬ方向へ飛んでしまう。ゆえに振りかぶるに代わって「投げますよ」という掛け声とともに投キャップ!(投球だけに)
勝負は白熱した。ヒットが出たり、ピッチャーが打キャップ(打球だけに)をキャッチし、一塁へ送キャップ(送球だけに)したり、さらに即興の実況が加わって盛り上がった。ピッチャーに代わりがいないため、金足農業高から甲子園へ出場した彼の気持ちの一端を垣間見た気がした。
結果、5―0で部員Sが勝利を収めた。筆者はうなだれた。悔しい。
今回、初めてペットボトルのキャップを使って試行錯誤して遊んでみた。やはり人と一緒にやる分には楽しかった。またキャップ一つで投げ方や材質から考えさせるものはあった。ただ、またやってみたいかと問われたら、前向きな返答はできそうにない。