【応援号2020】報道部入部試験問題・古文
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2019年度のセンター試験国語に『玉水物語』が出題され、話題となったことは記憶に新しい。次の文章は、『玉水物語』を読んだある人物が書いた感想文である。これを読み、以下の問いに答えよ。
ああ、あはれ。げに心動かす物語なり。人の世さえAあだなき者は多くあれど、まめなる者は少なし。なれどこの狐の恋、いみじうあながちなることよ。
こころざしおぼろげならねば、様かへて姫に仕へ奉らんとす。然れども、姫、B絶えて驚かず。Cわびしきかな。いとめでたく、をかしきことなり。
さても、我も文書きまほしくなりき。東北の地に「はうだうぶ」なるものDあなり。入れば、ひたすらに書かるると聞けり。いかがすべからむ。
問1 傍線部A「あだなき」、傍線部B「絶えて驚かず」を現代語訳せよ。
問2 傍線部D「あなり」を文法的に説明せよ。
問3 傍線部C「わびしきかな」とあるが、何に対してそう述べているのか。最も適切なものを次のうちから一つ選べ。
①給料日前の財布の中身
②とんぺー生の恋愛事情
③狐が姫君に対して抱く恋心
④狐と姫君の百合
問4 この後の展開を予想して自由に述べよ。
※解答は以下をご覧ください。
※本問題は東北大学の入試問題とは一切関係ありません。また、本問題の成績が当部への入部に影響を与えることはありません。
【解答と解説】
問1 A「不誠実な」B「まったく気づかない」
基本的な問題なので、ぜひ正解してほしい。
問2 ラ行変格活用動詞「あり」の連体形撥音便無表記+伝聞の助動詞「なり」の終止形
解答は長いが、これも基本問題。復習しておこう。
問3 正解は③。②にはあまり触れてはいけない。
問4 何を書いてもよいだろう。ただし、我々「はうだうぶ」が皆さんの入部を心待ちにしていることを覚えておいてほしい。
ああ、あはれ。げに心動かす物語なり。人の世さえAあだなき者は多くあれど、まめなる者は少なし。なれどこの狐の恋、いみじうあながちなることよ。
こころざしおぼろげならねば、様かへて姫に仕へ奉らんとす。然れども、姫、B絶えて驚かず。Cわびしきかな。いとめでたく、をかしきことなり。
さても、我も文書きまほしくなりき。東北の地に「はうだうぶ」なるものDあなり。入れば、ひたすらに書かるると聞けり。いかがすべからむ。
問1 傍線部A「あだなき」、傍線部B「絶えて驚かず」を現代語訳せよ。
問2 傍線部D「あなり」を文法的に説明せよ。
問3 傍線部C「わびしきかな」とあるが、何に対してそう述べているのか。最も適切なものを次のうちから一つ選べ。
①給料日前の財布の中身
②とんぺー生の恋愛事情
③狐が姫君に対して抱く恋心
④狐と姫君の百合
問4 この後の展開を予想して自由に述べよ。
※解答は以下をご覧ください。
※本問題は東北大学の入試問題とは一切関係ありません。また、本問題の成績が当部への入部に影響を与えることはありません。
【解答と解説】
問1 A「不誠実な」B「まったく気づかない」
基本的な問題なので、ぜひ正解してほしい。
問2 ラ行変格活用動詞「あり」の連体形撥音便無表記+伝聞の助動詞「なり」の終止形
解答は長いが、これも基本問題。復習しておこう。
問3 正解は③。②にはあまり触れてはいけない。
問4 何を書いてもよいだろう。ただし、我々「はうだうぶ」が皆さんの入部を心待ちにしていることを覚えておいてほしい。