【新入生向け2020・一言居士】―2020年入学お祝い―相違
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新入生の姿を見ると、わずか1年前の入学したての頃の自分を思い出す。当時は、初対面の人が多い中、大学でどのように友人を作れば良いのだろうかと不安に感じていたのを覚えている▼この春休み、私は本学の留学プログラムであるSAPでインドネシアに1カ月間滞在していた。タクシーを日本よりも気軽に使えたり、辛いものが多かったりと、物価や食習慣における日本との違いに衝撃を受けるばかりであった。それまで自分の思っていた発展途上国「インドネシア」のイメージとはまるで違い、実際は自分の想像以上に発展していたのである。インドネシアの学生との会話も、お互いに刺激の連続であり、話すにつれ親睦が深まっていった▼多くの新入生の皆さんは、今までは地元という共通のバックグラウンドを持つ友人たちに囲まれてきたことだろう。しかし、大学では、人と話していくうちに差異を見つけることが多くなっていく。人と話す時には、外国人に限らず、日本人同士であっても、共通点だけではなく、相違点にも着目し、理解、尊重することが大切だろう。
(文責・大槻)