英語学習プログラム TEA's English ~必要な英語力とは~
TEA’s Englishは、Tohoku University English Academy(TEA)が主催する課外英語学習プログラムだ。通常の学期内プログラムと夏季・春季の集中プログラムの二つがあり、多様なレベルやニーズに応じた講座が無料で受講できる。受講生の英語力養成を担うネイティブ講師と運営陣に話を聞いた。
―プログラムの概要は
全米最大の留学生受入機関(語学学校)ELS Language Centersの指導方法をもとに、海外の大学・大学院への留学および研究留学の際に現地で必要とされる英語力の習得を目指すプログラムです。参加型レッスンを通じて実践的な英語力を養成し、TOEFLテストをはじめとする英語試験の成績を向上させるとともに、海外の大学で主流な対話型授業への対応やプレゼンテーションスキル、ノートの取り方などの「スタディ・スキルズ」を育成します。
―新入生でも問題なく授業に参加できるか
可能です。実際に、受講生の4分の1は学部1年生です。学期内プログラムでは、Prep(初級準備)・レベル1(初級)・レベル2(中級)・レベル3(上級)の四つのレベルの講座を用意しています。英語力に自信のない方も、Prepから始めることで、安心して受講できると思います。
―大学入学前にどのような英語力を身に付けるべきか
進学前に、基本的な英会話スキルを身に付けておくと役立ちます。理想としては、ある程度の会話や簡単なプレゼンテーションを聞いて理解できると良いですね。また、テキストメッセージや短めの会話、軽めの論説文や記事が読めるとなお良いでしょう。ライティングに関しては、簡単な文章を誤りなく書けるようにしておくべきです。こういった基礎的な意識が、進学後に生きてきます。
―では、入学後にはどのような英語力を身に付けるべきか
大学に入学して勉学に打ち込む中で、よどみなく会話を続けたり、プレゼンテーションや短いスピーチをしたり、先生や他の学生に質問したりできるようになってほしいです。また、学術的な文章でも、難なく読解したうえで、その趣旨について短い要約が書けるようになってほしいとも思います。たゆまずに英語学習を続け、実際に英語を使う環境に身を置くことが、上達への近道です。
―英語を学ぶ意義は
英語は多くの業界でリングア・フランカ(共通語)として使用されており、世界言語となってゆくでしょう。英語を学び、英語力を向上させていくことが市場価値をより高め、多様なキャリアにおいて実を結ぶのではないでしょうか。
―受験生に向けて一言
今はベストを尽くしてください。入学後、皆さんが目標を達成できるよう、TEA’s Englishのチームが全力でサポートします。