【第73回東北大学祭】グランドフィナーレ 金テープとともに
大学祭の最後を飾ったのは、例年開催されているグランドフィナーレだ。大学祭最終日の最終発表として野外ステージで行われたフィナーレは、学内のみの開催にもかかわらず多くの人が集まり、マリオとルイージに扮する実行委員が司会進行を務め、大いに盛り上がりを見せた。
実行委員がクラッカーを放つ。 熱狂のうちに大学祭は幕を閉じた |
グランドフィナーレ最大の目玉企画は、景品を巡るチーム対抗バトル。審査員を務めたのは、今年の東北大学祭ミスターコンテストでミスター東北大の座を手にした高井努さん(法・3)だ。バトルは2人1組で行われ、出場者たちは「大喜利」「カラオケ」「風船割り」の三つの競技で競い合う。今回エントリーしたのは2チーム。「大喜利」「カラオケ」で一方のチームが既に2勝を収めていたが、最後の競技はポイントが倍というお約束の展開により、勝敗は最終戦の「風船割り」に委ねられた。この競技で勝利を収めたのは2敗していたチーム。実行委員側で用意していた風船を制限時間内に全て割ってしまうという驚異の強さを見せつけ、総合でも2敗していたチームが逆転。バトルは劇的な展開で幕を閉じ、勝利したチームには景品としてamazonギフト券が贈られた。
その後は、教室企画団体の人気を競うT―1グランプリの結果発表と表彰式が行われた。グランプリを受賞したのは天文同好会。代表者が壇上に上がり、賞状を受け取りながら、受賞を大いに喜んだ。
グランドフィナーレを締めくくったのは実行委員による巨大クラッカー。大学祭が終わってしまう物寂しさを吹き飛ばすように壇上から巨大クラッカーが放たれ、輝くテープが東北大学の夜空を彩った。参加した人々からは歓声が上がり、その顔には笑顔が浮かんでいた。
今年の大学祭では、新型コロナウイルス感染症の影響による入場者制限を踏まえ、ステージ発表は3日間を通してオンライン上で公開された。しかし、グランドフィナーレはオンライン上での公開はなく、実際に大学祭を訪れた人のみが見ることができたイベントとなった。
学外の方の入場制限や模擬店の禁止など、多くの困難に見舞われながらも大成功を収めた大学祭は、グランドフィナーレの終了をもって、全日程が終了した。