【特集】Mr.&Ms. Mixture Contest 活躍する留学生の姿も
今年を境に男女別から男女共同の開催に改革されたMr.&Ms. Mixture Contest。フィナーレのステージに輝く本学学生の中に、史上例を見ない留学生の姿があった。アメリカ出身のジョーダン・ギャレットさん(工・修1)に、同コンテストに出場するまでの経緯と感想を聞いた。
(聞き手はスティーブン・リュウ)
米ジョージア州出身の ジョーダン・ギャレットさん(32) |
アメリカの大学を卒業後、日本政府国費留学制度を利用して来日したジョーダンさん。日本を好きになったきっかけは、高校時代に出会った日本人の交換留学生だ。青森県の米軍基地での駐在を経て、東北地方にほれこんで本学への入学を決めた。
ジョーダンさんは同コンテストへの挑戦について、「世界各国で多彩な経験を積み重ねていた青春の最後のチャプターにしたい」と語っていた。「日本のミス・ミスターコンは、たくさんの企業の協賛を受けて本格的に行われるが、留学生の姿があまり見られない。そのため、白人である自分が挑戦したかった」
しかし、フィナーレに至るまでの準備は順風満帆ではなかった。言葉の壁に加え、他の出場者と年齢が離れていたということもあって、控室の空気になじめず、「はみ出している」様子を感じ取っていた。
同コンテストで得られた気付きを聞いたところ、ジョーダンさんは「日米のファッション意識と美的感覚の違いをつくづく感じさせられた」と語った。アメリカでは男らしさの強調が圧倒的に強い一方、日本ではそれほど重視されていない印象だという。
さまざまな困難をくぐり抜けてフィナーレに至ったジョーダンさん。東北大学祭の2日目のグランドステージで数多くの投票を集め、計画賞に輝いた。「最後まで続けるのは本当に勇気が必要だったが、参加してよかったと思う」とコメントした。「たくさんの応援をいただき、感謝の念に堪えない。他の留学生も、いろいろなイベントに参加して大学生活を満喫してほしい」と続けた。