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部活動インタビュー 東北大学学友会漕艇部 『初心者9割 目指すは日本一』

 大学生の部活とはどのようなものなのか知りたい人や、大学から何か新しいスポーツを始めたいと考えている人も多いだろう。本学学友会漕艇部(ボート部)は、「初心者9割、目指すは日本一」をスローガンに掲げている。新入部員の大多数が未経験ながら、多くの大会で優秀な成績を収めている。本学ボート部の奥野瑛紘さん(経・4)、柏木愛生さん(理・4)、野村明日香さん(医・4)に入部のきっかけや活動のやりがい、ボート競技について話を聞いた。



―入部のきっかけは

野村 大学から何か新しいスポーツを始めたいと思ったことに加え、4年間活動を頑張れること、先輩方の雰囲気が良かったことが入部のきっかけです。ボート部では毎年、新歓行事の一つとして試乗会を行っていますが、私たちが入学した2021年は新型コロナウイルスの影響で対面での新歓ができず、オンラインのみの新歓でした。それでも画面越しに伝わってきた部のアットホームな雰囲気に引かれ、入部を決意しました。



―ボート競技について教えてください

奥野 ボート競技は全部で7種類あります。同じボートに乗るクルーと呼ばれるメンバーの人数や各クルーが持つオールの本数の違い、かじ取りやクルーの指示を担うコックスと呼ばれるメンバーが同乗するかしないかで区分されます。私たちが重視している大会としては、毎年5月から6月ごろに行われている全日本ローイング選手権大会、9月の全日本大学ローイング選手権大会、10月から11月ごろの全日本新人ローイング選手権大会があります。加えて、北海道大学のボート部と定期戦を行っています。



ボート部の活動について笑顔で話す奥野さん




―普段の練習はどのように行っているのか

奥野 平日は授業の空き時間にキャンパス内のトレーニング室で個人練習として筋トレを行っています。土日は、練習場である岩沼艇庫に泊まり込みで水上練習に励んでいます。新入部員は入部後半年間、基礎的な練習に加えて、マネージャーの仕事にも取り組みます。未経験者の多い私たちの部活では、選手を引退した大学院生の先輩もコーチをしています。



水上練習の様子。ボート競技は後ろ向きに漕ぐ




―活動の楽しみは

奥野 クルーと呼ばれる同じボートに乗るメンバーと意識の擦り合わせを行い、水をかくテンポを合わせることです。クルーは同じボートに乗っていてもそれぞれの意見や役割が異なるため、その考えをまとめ、一つの目標に向かって練習を重ねていくことが楽しいです。

柏木 マネージャーとしては、選手が心地よく練習ができるように環境を整えることです。土日に泊まり込みで練習をする際、選手のためにご飯をつくったり、練習場所の掃除をしたり、いろいろとやることは多いですが、いつかは結果につながると思い、楽しみながら活動しています。



  ◇  ◇  ◇



 入部する部員の多くが未経験でありながら、基礎からしっかりと練習を積み重ねて結果を出している。大学入学を機に新たなスポーツに挑戦してみるのもいいだろう。

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