現・学部1年生に聞く 受験勉強体験記
高校3年生の夏以降にどのような勉強をしていたのか、Aさん(工・1)、Bさん(理・1)、Cさん(文・1)に話を聞いた。
―高校3年生の夏はどのような勉強に力を入れていたか
A 夏は高校1、2年生のときに学習した内容を復習していました。特に苦手分野の勉強に力を入れていました。
C 二次試験と大学入学共通テスト(共テ)の過去問を各5年分解き、問題形式や、自分の実力がどのくらい足りていないかを確認しました。
―夏以降はどのような勉強に力を入れていたか
A 夏以降も授業があるため、試験範囲の学習を終えるまで過去問には手をつけず、新しく学ぶ内容の定着に努めました。11月の初めから二次試験の過去問を解き始め、12月からは共テの対策に切り替えました。
B 11月に入ってから受験勉強を意識し始め、時間も残されていなかったので、年が明けるまでは共テ対策を学校でのみ行っていました。国語や社会といった暗記系の科目に重点を置き、息抜きとして好きな数学や理科の問題を解きました。
C 共テ対策を始める11月までは、夏休みに判明した数学の苦手分野の復習と国語の記述問題の練習を中心にしていました。
―共テ後はどのような勉強をしていたか
A 二次試験の過去問に取り組みました。特に力を入れたのは数学と化学です。数学は東北大と難易度が似ている他大学の過去問も解きました。苦手だった化学は、他の教科よりも年数をさかのぼって学習しました。
B 二次試験のための暗記や過去問に集中しました。私は前期日程に東北大とは別の大学を受験し、東北大は後期日程に受験しました。前期日程の合格発表が終わってからは、実力を伸ばすことよりも休息や友人との会話を大切にし、毎日1年分ずつ東北大の過去問を解いていました。
C 二次試験の過去問を解き、その復習を繰り返しました。過去問を多く解くより、一度解いた問題を自力で完答できるように反復することを優先しました。