【秒撮】芋煮会 ～台風の爪痕 大きく残る中開催～

　今年も杜の都に芋煮の季節がやってきた。仙台市青葉区八幡にある牛越橋の下、広瀬川の河川敷では今年も多くの団体が芋煮を楽しんだ。弊部が芋煮を実施した先月27日は、台風19号が去ってから約2週間が経過しようとしている日でもあった。

　日本列島に甚大な被害をもたらした台風19号。先月27日の時点で、日本全国で死者は88人、行方不明者も7人に上り、消防や自衛隊などによる懸命の捜索が行われている。

　台風が仙台を直撃していた当時、今では一面にブルーシートが広がっているこの河川敷は濁流に完全に飲み込まれていた。台風だけではなく、25日の夜に降った大雨の影響もあり、この日はいまだに水没している場所や、ぬかるんでいる場所もあった。

　今年の芋煮会は、災害が度々起こり、完全に復興していない地域もある中での開催となった。来年は、すべての仙台市民が楽しむことができる芋煮会になればと心から願う。