【ネタ記事】100万ビュー達成記念・ステイホームで100万都市めぐり(前編)
https://ton-press.blogspot.com/2020/05/million-city-1.html?m=0
3月10日、東北大学新聞のホームページはビュー数100万を突破した。50万ビューから約2年。いつもホームページを見てくださる皆さんに感謝するとともに、7桁の大台に乗ったからには、せめてこの感謝の思いを表現すべく、先輩方のように体を張って「何か」をしなければ……。
続いては札幌市へ向かった。「カニが食べたい」と言っていたDのために、札幌のカニの名店をネット上でめぐる。カニの刺身やタラバ焼きを見てお腹が空く筆者。夜11時に飯テロをお見舞いされたが、我慢して次の100万都市へ行こう。
ここまで5都市をめぐったが、夜遅くなってしまったこともあり、残りの都市は日を改めて訪ねることになった。ということで、「ステイホームで100万都市めぐり」、次号に続く。
報道部ではホームページのビュー数が10万、50万などの節目に到達した際、何かしらの企画を行ってきた。過去の企画を見てみると、10万メートル走破や30万件ヒットする検索ワード探し、50「万」にかけて50個の「饅」頭を作るなど、記念の数字にちなんだものが多い。100万、あるいは100にちなみ、かつ体を張ったものを部員に募ったところ、いくつかの案が出てきた。
まずは絵本『100万回生きたねこ』を部員総出で100万回読むこと。現在部員は20人ほどなので、1人当たり約5万回読まなければならない。一体何年かかるのか……。
他に出たのは、カラオケで100点出すまで家に帰れないという企画や、テレビゲーム『桃太郎電鉄』を100年分終わるまで家に帰れないという企画。しかし、世間では新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、いわゆる「3密」にあたる可能性が高いカラオケ店には営業自粛要請が出され、桃鉄のバトル会場になる予定だった部室は、感染防止のため部活動が禁止になるのに合わせて閉鎖されてしまった。
「ステイホーム」が叫ばれる今だからこそできる企画は何か……。そんなことを考えながらネットを見ていると、観光情報雑誌『るるぶ情報版』の電子書籍版が無料で公開されているとのこと。よし、決めた。今回はこの『るるぶ情報版』とその他ウェブサイトなどを駆使しながら、全国に12ある「100万都市」をめぐろうではないか。なお、一切体を張っていないのではないかという意見は受け付けない。
いつもであれば部員が登場して共に企画を実行していくところだが、このご時世だからこそできることをしたいと思った筆者。そこで、高校時代仲のよかった友人をテレビ電話で招集した。企画の説明に多少手間取った感もあったが、名付けて「ステイホームで100万都市めぐり」、いよいよ出発!
一行が最初に(オンラインで)訪れたのは、日本の首都、東京。筆者の『るるぶ情報版』による事前調査によれば、浅草寺や上野動物園など、多数の観光地があったが、ここで友人Kが「『るるぶ』に載っているところを回ってもおもしろくなくね?」とまさかのツッコミ。すかさず鉄道が大好きな友人Dが「電車に関するところに行きたい!」ということで、JR東京駅そばにある「KITTE」へ。日本郵便が展開する商業施設だが、最上階である6階の屋上庭園からは、東京駅の駅舎とそこに出入りする電車を一望することができる。実際の様子を動画で見ると、筆者とDは大興奮。その後日暮里駅近くの下御隠殿橋(しもごいんでんはし)から線路を見た様子をまとめたページも閲覧。新幹線・京成線を含めて14本の線路が並んでいる風景は圧巻だ。一行は東京に行った気になって、次の場所へと向かう。
そこまで電車に興味があったわけではなかった筆者なのだが、「新幹線の車両基地を見てみたい」と思い、仙台市の北、利府町にある新幹線総合車両センターに来た。今年1月に訪れたことがあるというDの解説付きで、オンラインで見学する。以前実際に使用されていた200系が公開されており、運転席にも入ることができるという。Dによると、古い新幹線であるため、運転席の設備も現在使用されているものとは異なるそう。写真を見て、実際に運転席に入った気分になり、一行は建物の中にある「PRコーナー」を写真でめぐり、仙台を後に。なお、「厳密には仙台には行っていない」という意見は受け付けない。
四つ目の都市はさいたま市。ここには「鉄道博物館」がある。最近は年に1回は訪れているというDとともに、ネット上で写真を見ながら館内を回っていく。
館内に入るとまず見えるのが「ヒストリーゾーン」。明治時代に使われていた車両から、天皇が出かける際に使用した列車、新幹線まで、歴代の車両が並んでおり、入った瞬間から見応え抜群だ。ほかにも、電車の原理やしくみが分かる施設や、みどりの窓口の業務体験ができるコーナーなどもある。また、屋上からは間近を走る新幹線を見ることができる。まさに鉄道好きにとってはたまらない空間だ。
次は京都市へ向かう。言わずと知れた古都の街並みに加え、多数の有名な寺社仏閣がある京都だが、筆者たちが向かうのは、そう、「京都鉄道博物館」だ。西日本は私鉄が多く通っており、JR関連の展示が多かったさいたまに比べ、私鉄関連の展示が多いのが特徴だという。実は筆者、高校の修学旅行で京都に行った際、自主研修コースに入れようとしたものの、休館日で入れなかったという思い出もあり、オンラインでの「リベンジ」ということになった。JR京都駅からほど近くにあり、館内のレストランからは東寺や京都タワーを見ることができる。