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【七大戦2020】学友会航空部 ~競技直前に大会中止発表~

 今年は新型コロナウイルス感染症の影響で七大戦が中止となった。航空部も七大戦の競技会場で中止が発表され、悔しい思いをした。出場予定だった橘洋司さん(工・3)に中止と聞いた時の心境や、例年の七大戦の様子などを伺った。


 航空部の七大戦航空競技は毎年2月から3月にかけて千葉県の関宿滑空場で開かれる。今年の2月といえば、ちょうど新型コロナが流行し始めた時期だ。橘さんは選手として初の七大戦となるはずだったが、会場で中止が発表された。「日ごろの訓練に加えて、七大戦に向けた練習を12月ごろから積んでいました。機体の状態も前回大会より良く、良い成績が残せると期待していただけに中止となったときは悔しかったです」と橘さんは残念そうに話した。


 グライダーの操縦技術の習得は七大戦に出場できるレベルになるまで時間がかかり、1年生では出場できない。橘さんも2年生の終わりにして初出場となるはずだったのだが、なんともやりきれない七大戦となった。


 航空部は楽しむことに重点を置きながらも、新型コロナの感染拡大前の大会では好成績を残している。昨年度には全国大会出場権を獲得し、また、2017年度の七大戦では航空部は1位に輝いている。


 この七大戦での勝因は二つある。一つ目は性能の良い機体で参加できたことだ。競技に最適な軽いタイプの機体で出場できた。二つ目は性能の良い機体を乗りこなせる実力ある選手が出場したことだ。前述の性能の良い機体を操縦するには相応の技術が必要で、実力ある選手が出場したことが勝利に大きく貢献した。


 七大戦には実力を競い合うことのほかにも、他大学との交流という重要な目的がある。航空部も例年の七大戦では大会後にレセプションを行い他大学と交流していた。レセプションでは飲食の場を設けて、他大学の人とグライダーのことや大会のことなどを楽しく話す。他にも、他大学の機体を見学させてもらったり、練習の仕方や操作技術などについての情報交換を行ったりしていた。


 今年度の七大戦は開催されるのかまだわかっていない。このことについて橘さんは「発表があるまではもやもやした気持ちです。18年度の大会では成績が振るわなかったので、もし開催されるならば、今回こそは優勝を狙っていきたいです。七大戦は他大学で自分たちと同じようにグライダーに乗っている人たちと交流できる貴重な場なので、ぜひ開催してほしいです」と語った。

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