手編みマフラー無事完成 「できない」から広がる楽しみ
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長い夏休みが明けた。筆者はこの長い自由時間を利用して、マフラーの手編みに挑戦し、果たして約170センチのマフラーを完成させることができた。(予告編は7月号参照)
出来上がったマフラー |
マフラーを編み始めた当初は、1センチ編むだけでも1時間ほどかかり、出来上がった編み目もふぞろいだった。「この調子でマフラーなんて編めるのだろうか」と諦めたくなったが、この企画では出来上がるかどうかではなく、成長を追うことが重要だと捉え直し、作業を続けた。すると、作業のスピードも精度も上がっていくのが分かった。最初は1時間かかっていた作業も、30分、15分と徐々に短い時間で終えることができるようになっていた。自分が上達していくのを実感すると、やる気も湧いて編むこと自体を楽しめるようになったのだ。
そうして予想よりも短い17日間の作業でマフラーが完成した。最初から完璧を求めるのではなく、できないことを受け入れることが大切なのだと実感した。ちょっとした好奇心から始まったこの挑戦で、学びも新しい趣味も見つけることができ、今年の夏は充実したものとなった。(岩折楓)