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仙台駅前の「居心地」考える おととしの社会実験を検証

 仙台市主催のトークイベント「居心地の良いまちってなんだろう?」が5月25日、仙台市青葉区の商業ビルのイベントスペースで開催された。おととし9月から10月の社会実験「MOVE MOVE(青葉通仙台駅前エリア社会実験)」の検証から、まちの「居心地のよさ」を考えるイベントで、会場には市内外から約40人が訪れた。



クロストークの様子


 「MOVE MOVE」では青葉通仙台駅前エリアで交通規制を行い、車道の一部を歩行者用の空間として利活用した。東北各県の年少人口の減少が著しい中、これから駅前エリアへの若年層来訪者の減少が危惧される。そこで「仙台の顔」「多様な活動があふれる人中心の場所」「エリア価値向上のために挑戦する場所」といった三つの視点で駅前エリアを位置付け、道路空間の利活用や、まちなかへの回遊の起点としての有用性について検証が行われた。



 今回のトークイベントでは、デザインプランナーとカフェ経営者という、空間づくりを得意とする有識者2人をゲストとして招き、人々が「居心地のよさ」を感じる条件や、これからの青葉通の在り方など、幅広いテーマでトークが行われた。有識者からは「立場を超えて関係性を育むことができる、開かれた場所にすべき」や「人それぞれで違う『居心地』の多様性を許容できる空間づくりが必要」といった多彩な意見が交わされた。イベントを主催した仙台市都心まちづくり課の颯田さんは「皆さんが青葉通のこれからの在り方を考えるきっかけになってくれればうれしい」とし、「市としても発信するだけではなく、今回のように人々が立場の垣根を越え、意見交換できるような場を増やしていきたい」と今後の方針を語った。

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