【独自調査】大学祭 衆院選に影響か 投票日重なる
今年10月27日に衆議院総選挙の投開票が行われた。本学の学生はこの選挙とどう向き合ったのか。本紙がアンケート調査を実施した。
アンケート調査はGoogle Forms(グーグルフォーム)を用いて先月1日から先月9日まで実施し、50件の回答を得た。
今回の選挙に「投票した」と回答したのは38件で、全体の76%だった。どこの選挙区で投票したか尋ねたところ「宮城県内の選挙区」が20件で52・6%、「宮城県外」は18件で47・4%だった。全国のさまざまな地域から学生が集まっている本学の特色を反映した結果となった。
投票した38件のうち、不在者投票は11件、期日前投票は18件に上った。投票日に投票所で投票したとの回答は9件だった。
期日前投票をした理由では「東北大学祭があり投票に行けなかったから」が7件で最も多かった。投票に行かなかった理由(複数回答可)の中でも「東北大学祭があり行く暇がなかったから」が5件と最も多かった。今年は東北大学祭3日目と投票日が重なっており、それによる影響が一定程度あったことが明らかになった。
小選挙区で投票した候補者について尋ねたところ、自民党・公明党が14件で37・8%、立憲民主党が13件で35・1%だった=図=。比例代表での投票先は国民民主党20件で54・1%と他の政党を大幅に上回った。このうち投票する際に考慮した政策として「賃上げ対策」や103万円の壁撤回を挙げた回答が18件に上った。一方裏金問題を考慮して投票したという回答は小選挙区6件(16・2%)、比例代表4件(10・8%)にとどまった。
これから政治が力を入れてほしいこととして、「景気・経済対策」が34件でトップ、「少子化・子育て政策」が31件と続いた=表=。