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【突撃!隣のとんぺー生】ラオスで象使い免許取得 河合俊也さん 「当たり前に縛られない人間に」

 復刻版第二回は、ラオスで象使いの免許を取得した河合俊哉さん(経・4)だ。

 

 

象に乗る河合さん(=本人提供)

 

 

―象使いの免許を取得したきっかけは

 象使いの免許は東南アジアをバックパッカーとして旅行したときに取得したものです。学部2年の2月~3月に東南アジアの各国を回っていました。旅の目的は、自分の視野を広げることだったので、一目見たものは何でも挑戦するようにしていました。象使いはラオスのルアンパバーンという都市に訪れたときに挑戦しました。水遊びやエサやりの実技とゾウ語などの座学を学び、合計6時間ほどで取得できました。

 

 

―旅の中で大変だったことは何か

 一つは、デング熱に感染したことです。東南アジアは蚊が多いことは知っていたのですが、自分はどうせかからないだろうと完全に油断していて感染してしまいました。しかも、ちょうど訪れていたのが、バンビエンというバックパッカーの秘境といわれるところで、病院もなく、高熱が続いたので本当に死を覚悟しました。なんとか地元の病院で診察してもらい事なきを得ました。二つ目は、パスポートを盗まれたことです。現地で、ある日本人宿に泊まっているとき、パスポートを部屋に置いたまま外出してしまったことがありました。帰ってくるとパスポートがなく、再発行するしかなくなってしまいました。しかし、ラオスでの再発行は、役所を四つ五つ回った後に日本大使館に行く必要があるのですが、役所一つにつき3~4週間かかることが普通で、かなり長い時間がかかってしまいます。そのため、宿のオーナーを通して役所に賄賂を渡し、各役所に2、3日で進めてもらいました。結局、最後の日本大使館に行く直前で溝に捨てられているのが見つかりました。

 

 

―今後また何かに挑戦する予定は

 自分は身の丈に合わない挑戦をするのが大好きなので、変わらず挑戦し続けていきたいです。今のところ、次はアフリカと南アメリカに行こうと考えています。怖いという気持ちもありますが、自分の偏見を壊し、世の中の当たり前に縛られない人間になるための挑戦に終わりはないと考えています。

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