報道部員、雑草を食べる
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場所を問わず自生する野草、いわゆる雑草の中にも、食べられるものは多い。川内北キャンパスで採取した植物を使って調理し、食べた。
素人の筆者でも見分けられそうな植物を探し、タンポポとシロツメクサを採ることに決めた。
授業の合間に食材の採取をした。ビニール袋片手にキャンパス内をうろつく。周りから不審な目を向けられているように感じる。採取にあたって狙いをつけていた芝生広場に行くと、数日前の学祭で一面中踏みならされていた。絶望しかけたが、近くの街灯の足下にも群生しているのを見つけ、無事採ることができた。
調理は自宅で行った。念入りに洗い、あくを取る。寄生虫がいる可能性もあるというので、加熱時間は長めに3分とった。メニューはおひたし、スクランブルエッグに決めた。普段ならサラダ油を使うが、最後の晩餐になる可能性を考慮し、贅沢にバターを使った。
写真を撮るため部室に持参し、実食した。見た目にはあまり違和感がない。食べると繊維質な歯ごたえとほのかな苦味が感じられた。あく抜きの成果か、癖はあまり感じず、春菊のような味わいだった。
その後体調に変化はなかった。 (津波依織)