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【ネット限定】「魂のチートデイ」開催へ 企画案を発表

 本学全学教育科目「ライフ・キャリアデザインA」の特別課外プロジェクト「地域デザイン超実践コース」の最終発表が7月18日、川内北キャンパスA200教室で行われた。同プロジェクトは、NHKで放送中の番組「東北ソリューション」、株式会社ユーメディアの「project blUe」とのコラボによって実現した。仙台市青葉区一番町四丁目商店街を会場に行われるイベント「Bang BAR SENDAI(バンバルセンダイ)」に若者を呼び込むことを目指し、学生が主体となって企画を考え実践する。

授業では、まず132名18チームの学生が、定禅寺通りの活性化についてフィールドワークをもとに考えた企画案を発表した。全チームが授業での取り組みのプロセスや議論の成果をプレゼンした。

チームメンバー全員が宮城県外出身の「チーム外来」は、定禅寺通りを知らない状態からのスタートだった。フィールドワークで通りを実際に訪れ、中央緑道の新鮮さに驚く。企画案では、中央緑道の良さをさらに生かすため、アート作品の設置や音楽イベントの開催を提案した。ほかにも、自転車専用区画の設置やクイズラリーなどを企画するチームが見られた。

そして、最後に発表したのが、実際に一番町四丁目商店街でイベントを実施するチーム「ばんばろー」だった。1か月前の中間発表で受けたアドバイスを活かし、より具体化したアイデアをプレゼンした。

主軸となる企画は、参加型音楽フェス「みんカラ」と参加型アート「BUTIMAKE!」の二つだ。コンセプトは「魂のチートデイ」。商店街を訪れた人々に「少しだけ自分を解放できる特別な日」を届けることを目指す。

「BUTIMAKE!」では、本音を叫びながらインクの入った風船をキャンバスに投げつけることで、日常生活での鬱憤を解き放つことができる。この「本音アート」は、中間発表の段階では、参加者が本音を書いた付箋を張り付け、モザイクアートにすることを検討していた。しかし、付箋を用いた方法では「型にはまった感じがあり、コンセプトになじまないのでは」という指摘をきっかけに、大きく方向を変えた。ユーメディア社員の「言葉にこだわらずともよいのではないか」というアドバイスを手掛かりに検討を重ね、現在の形になった。

中間発表では、依頼した音楽団体の演奏を中心に検討していた音楽ステージも、より参加者の関わりを重視するものに変更した。「青空の下、みんなで青空カラオケ」がテーマの「みんカラ」だ。商店街の中心で、ピアノの生演奏にあわせて思い切り歌う。初めて出会った人とも一緒に、非日常的な空間のなかで音楽を通じて一体感が味わえる。そんな「忘れられない思い出と自己表現の場」を提供できないかと考えた。

チームは、商店街でイベントが開催されている3日間で350人の来場を目標に掲げた。そのために、SNSを活用したり、マスコミにプレスリリースを出したり、学内にポスターを掲示したり、広報活動にも力を入れる。イベントの概要だけでなく、メンバーの顔や思いも伝えることで、理解と共感を広める狙いがあるという。

地元の若き経営者や仙台市の職員など、地域メンターも発表を聞き、フィードバックを行った。株式会社深松組取締役経営企画室室長の深松栞さんは、「全てのチームが、インタビューなど『生のデータ』に基づいていた点がよかった」と話した。また、ばんばろーチームには「中間発表から大きく進化し、より具体的になった」と評価しつつ、「現地では予想していないこともいろいろ起こる。情報収集で準備して」と、アドバイスした。

プレゼンテーションを行う渡邉祥也さん(法・1)


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