【ネタ記事・高校生向け】初心忘れるべからず? 大学生が高校制服を着て一日過ごしてみた
https://ton-press.blogspot.com/2013/11/blog-post_11.html?m=0
「制服」と聞いて、諸君は何を思うだろうか。おそらく制服と生活が一体化しており、別段特別な感情は抱かないと思う。しかし私たち大学生にとっては、「制服」とは高校時代の思い出の結晶であり象徴である。これから語るのは、「オープンキャンパス→高校生→制服」といった安易な考えから生まれた「高校の制服で1日過ごす」という企画に身を投じた、大学生たちの物語である。
6月某日。部室にまず3人が集合した。名古屋出身のN、栃木県は芳賀郡出身のE、そして宇都宮出身の私である。栃木出身の私とEは学ラン姿だ。男子の制服は上着を脱ぐとただのワイシャツとなってしまうため、6月ではあるが上着を着用することとしたのである。一方のNの女子夏服はかなり涼しそうに見える。私たちが羨望の眼差しで彼女を眺めていると、仙台出身者から突然「仙台で学ランの学校はあまり無い気がする」との言葉が発せられた。つまり私たち学ラン勢は季節外れのこの時期に、仙台に存在しない形態の制服で1日過ごさねばならないということである。これから自分たちに向けられるであろう奇異の視線を想像して気を落とすEと私を尻目に、Nは単身仙台駅へと向かった。そして、学ラン2人は大学構内での記念撮影の後、Nとは別ルートで駅に向かうこととなった。これは大学から広瀬通を通って仙台駅前に向かうルートである。
何食わぬ顔で広瀬通を歩いて行くが、通行人からは一瞥を受けるだけであまり大きな反応は無い。まあこんなものかと適当に納得しながら歩き続けること40分、ようやく駅前に到着した。ここで私たちは先行していたNと合流。加えて本紙の別記事の取材のために駅を訪れていたTJも参戦を表明した。TJの提案で、ロッテリアで昼食をとることを決めた。やはり制服+ファストフードは高校生定番のシチュエーションだろう。ハンバーガーを黙々と食べつつ、これからの進行を決定するため、私はつい数カ月前までの高校生活を思い出していた。勉強、部活、趣味……様々な記憶が蘇ってくる。しかしいざ実行するとなると、なかなか考えをまとめることが出来ない。1人悩んでいると、隣でエビバーガーを食べていたEが言った。「ゲーセンとカラオケ行きたい」と。この一言で、今後の予定が決まった。食事を終え、4人でゲームセンターに向かっていると、車道前方から学ランを着た原付ライダーが迫ってくるのが目に入った。彼こそ5人目の参加者、Kである。彼と合流した後に行ったゲームセンターでは、太鼓の達人など音ゲーをプレイ。カラオケではアニソンを始めボカロ曲、JPOPなどを熱唱した。カラオケの支払いを済ませて外に出ると、日も随分と暮れかかっていた。企画の終わりも近い。そこで私たちは有終の美を飾るべく、大学に近い仙台第○高校前で写真撮影することを決意。部活帰りの高校生たちの冷たい視線の中撮影を行い、長い一日が、終わった。
何食わぬ顔で広瀬通を歩いて行くが、通行人からは一瞥を受けるだけであまり大きな反応は無い。まあこんなものかと適当に納得しながら歩き続けること40分、ようやく駅前に到着した。ここで私たちは先行していたNと合流。加えて本紙の別記事の取材のために駅を訪れていたTJも参戦を表明した。TJの提案で、ロッテリアで昼食をとることを決めた。やはり制服+ファストフードは高校生定番のシチュエーションだろう。ハンバーガーを黙々と食べつつ、これからの進行を決定するため、私はつい数カ月前までの高校生活を思い出していた。勉強、部活、趣味……様々な記憶が蘇ってくる。しかしいざ実行するとなると、なかなか考えをまとめることが出来ない。1人悩んでいると、隣でエビバーガーを食べていたEが言った。「ゲーセンとカラオケ行きたい」と。この一言で、今後の予定が決まった。食事を終え、4人でゲームセンターに向かっていると、車道前方から学ランを着た原付ライダーが迫ってくるのが目に入った。彼こそ5人目の参加者、Kである。彼と合流した後に行ったゲームセンターでは、太鼓の達人など音ゲーをプレイ。カラオケではアニソンを始めボカロ曲、JPOPなどを熱唱した。カラオケの支払いを済ませて外に出ると、日も随分と暮れかかっていた。企画の終わりも近い。そこで私たちは有終の美を飾るべく、大学に近い仙台第○高校前で写真撮影することを決意。部活帰りの高校生たちの冷たい視線の中撮影を行い、長い一日が、終わった。
いかがだっただろうか。今回は高校時代を懐かしんでの企画だったが、これは大学生活が憂鬱だからという理由からのことではない。高校時代は楽しかった。そして大学生活も同等に楽しい。いや、より楽しいかもしれない。このことは東北大学だけでなく他大でも同じだと思う。高校生の皆さんにはキャンパスライフに想いを馳せるのと同時に、ぜひ今の高校生活を目いっぱい楽しんでいただきたいと思う。楽しい高校生活あっての楽しい大学生活である。
注:この記事は平成25年度7月OC号として掲載されたものを改訂したものです。