【秒撮】震災遺構 荒浜小学校 ~記録を残す 記憶をつなぐ~
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仙台市若林区にある震災遺構、仙台市立荒浜小学校は、海岸から約700メートルの距離にある。震災時には、4階建ての校舎の2階部分まで津波が到達。児童や教職員、地域の住民など320名が校舎の屋上や3階・4階に避難し、翌日夕方までに全員救出された。一方で、荒浜地域周辺だけで190名以上もの犠牲者が出ている。
荒浜小学校は2017年4月に震災遺構として公開された。校舎の外周や1階・2階の部分は、津波の被害をできるだけ手を加えずに残している。4階では、荒浜小学校の震災当時の記録を写真や映像で展示するほか、荒浜地区の歴史や文化、閉校前の思い出なども紹介されている。当時5、6年生が使用していた教室は、黒板の板書や時間割表などの一部がそのまま展示されており、震災直前まで「日常」があったことが分かる。