【一言居士】ー2022年7月ー
https://ton-press.blogspot.com/2022/07/jrkipppuseshun.html?m=0
全国のJR各社が1日、今期の「青春18きっぷ」の販売を開始した。毎年春、夏、冬休みに期間限定で発売する切符で、JRの列車が1日乗り放題。価格は5回分1万2050円。学生をはじめ、全ての年齢の人を対象に、毎年60万~70万枚を販売する▼名前の由来は、青少年や学生を連想させる「青春」と、その象徴で末広がりの8に通じる「18」の組み合わせだ。旧国鉄が1982年、若者に鉄道で旅に出る習慣を持ってほしいと発売。年齢別にターゲットを絞る商品は、当時の最先端だった▼夏休みの予定は決めただろうか。読書に勉強、趣味にサークル。まとまった時間で旅行もしたい。期末の課題に切羽詰まるほど夢は膨らむ。だが、無計画に漕ぎ出せば、目的地を見失い漂流してしまう▼「可愛い子には旅をさせよ」。思わぬ足止めや、偶然の出会い、限られた時間を楽しもうとする経験が、必ず自分を育てる。夢に見た目的地を手帳に書き込み、この夏は旅に出よう。いつか思い出す青春が、広がる末の始まりになるように。
(文責・田中)