「ビジコン2024」ファイナリスト決定 本選は今月14日
本学学生によるビジネスアイデアコンテスト「東北大学ビジネスアイデアコンテスト2024」のファイナリスト10組が先月11日に決定した。コンテストの主催は本学スタートアップ事業化センターだ。
11月11日に行われたファイナリスト向け説明会の様子 |
学部1年生から大学院生まで、また他大学の学生など、多岐にわたるチーム構成が見られた。ファイナリストとして選出された段階で5万円の事業化支援資金が支給される。これから1カ月、ファイナリストたちはメンターとの壁打ち(ビジネスメンターによる個別指導)、ピッチ(投資家と審査員に向けて行う短いプレゼンテーション)の練習を行い、今月14日青葉山コモンズでの本選に向け、本格的な準備に踏み出す。
本選の審査員は大学教員の他、ビジネスの現場の第一線で活躍するスタートアップ企業取締役、法律顧問などの専門家からなる。課題への着眼点、理解度、ビジネスモデルなどに関して包括的評価が行われ、関係者だけでなく一般観覧者にも公開されている。最終審査で最優秀賞と優秀賞に選ばれるとそれぞれ50万円と30万円の追加事業化資金が副賞として授与される。
学生向けである本ビジネスアイデアコンテストは、起業に興味を持つ学生に実践の場を提供し、同じ志をもつ仲間とのつながりを作ることを主な目的としている。例えば、今回のファイナリストのほとんどはすでに、スタートアップ関連情報を発信する、本学オンラインコミュニティ「Garage Members」に所属している。他大学のメンバーが参加しているチームは本学の「サイドプロジェクトファンド(SPF)」や、東京大が主催した「100プログラム」などで接点を持っているケースが多い。本コンテスト終了後は、引き続きスタートアップ事業化センターが、必要に応じて事業化に向けたプログラムの提供を行うなどの支援を行っていく。