本学工学部 学習レベル認定制度始動 研究室配属や就活に影響
https://ton-press.blogspot.com/2015/12/blog-post_15.html?m=0
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEihXHHOrLE5x68QFjFLfjPK8TkrBhHmGt58yQgEbkoLXX17aTWE5gWFbuHXMKK43AX-XOoX3Q8RIODQUQ_urA-h9o74S7-fda5mKFsYg_s_NKQI0nTH8Ko9aoCHUvkb4vXAx1p1GWApRP6H/s320/%25E3%2583%25AC%25E3%2583%2599%25E3%2583%25AB%25E9%2580%25B2%25E8%25A1%258C_WEB%25E7%2594%25A8.png)
学修レベル認定制度は平成26年度以降に入学した工学部生が対象となる。様々な能力を持った学生に対し、「新しい価値の創造」に必要な能力である、①基礎学力、②専門学力、③課題解決/論理展開力、④語学(英語)力、⑤価値創造力の5つのジャンルについてレベル基準を設け、各々の力を6年一貫で評価する。従来の単位制による成績評価と並行して、学生の「学修到達度」をプラスに評価する仕組み。卒業要件には関係しないが、研究室配属の判断材料として組み込まれる可能性がある。
制度導入の背景には、近年、学生ごとの学びに対するモチベーションにばらつきが見られることがある。本制度は、学生に自ら学ぶ目的意識を与えることを目標としている。
本制度の最大の特徴はジャンル⑤価値創造力だ。創造性を発揮するのに必要とされる「専門能力と創造的思考力」、「高度な社会性とモチベーション」の2つを評価する。学会や論文の発表など研究に付随した活動は「カテゴリー1」、学友会やサークル活動、ボランティア活動などの組織的活動、社会活動は「カテゴリー2」に分けられる。両者のポイントを積算して初めて最高レベル(レベル7)に達する仕組みとなる。
ジャンル③と⑤は、評価対象となる活動実績を学生が申請する。申請方法は、まず、活動の証拠となる書類等と所定の申請書をアドバイザー教員との面談の際に持参する。その後、アドバイザー教員(研究室配属後は指導教員)の確認サインを得たうえで、工学部ポートフォリオシステムから申請書類をアップロードすることで申請できる。湯上教授は「恥ずかしがったり遠慮したりせずに、積極的に申請してほしい」と話す。
将来的には成績証明書と同等に、レベル認定を証明する書面を発行し、就職活動の際に学部として学生の能力を保証するものにしたいという。湯上教授は「制度が学生の自己アピール力やリーダーシップの向上につながれば」と期待を懸ける。
学修レベル認定制度の詳細は工学教育院のホームページで確認できる。
http://www.iee.eng.tohoku.ac.jp/system/