【ネタ記事・正月企画】地下鉄すごろく ~目指せ! 東西線全駅制覇~
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正月。普段は離れて暮らす家族や親戚と再会し、一年の始まりを迎える大切な時間だ。そんな正月の遊びとして昔から親しまれてきた「すごろく」。サイコロを振り、出た目に従って駒を進めながらゴールを目指す日本発祥のボードゲームである。
そこで、報道部ではちょっと風変わりなすごろくが始まった。その名も「地下鉄すごろく」。舞台は本学学生お馴染みの市営地下鉄東西線。東西線全13駅をマスに見立て、全駅制覇を目指す。この戦いに6人が仙台駅に集結した。チームA(筆者、部員N、T)とチームB(部員S、H、F)に分かれ再び仙台駅に帰って来るまでの時間で競う。
ルールを説明しよう。スタート地点は仙台駅。さいころを振り、出た目の数だけ駅を進める。例えば仙台駅で荒井行き列車に乗り3の目が出たとする。この場合、薬師堂駅で降りることができる。そこで駅の外観を撮影することが駅を制覇する条件となる。なお、仙台駅に関しては最初の時点で降りたものとして記録する。また、ハーフサイコロ(1、2、3の目のみ出る)と逆サイコロ(電車の進行方向を変えられる)の使用権を両チームとも5回ずつ有する。
時刻は午後1時55分。両チームとも最初に出した目は6。チームAは八木山動物公園駅に、チームBは荒井駅に到着した。八木山動物公園駅の地上に出るや否や、広がっていたのは市街を見下ろす絶景。感動した部員Tが「八木山に住みたい」との迷言を発する。一方その頃、荒井駅にいるチームBはメンバー全員で自撮りをしていた。早くもチームワーク抜群のようだ。その後、チームAは青葉山駅、宮城野通駅、薬師堂駅、六丁の目駅、卸町駅と順調に制覇。一方のチームBも六丁の目駅、薬師堂駅、連坊駅、青葉通一番町駅、川内駅、八木山動物公園駅と開始1時間足らずで早くも8駅で下車する。
時刻は午後3時30分を迎えた。ここでミッション「もぐもぐタイム」が発動する。ミッションクリアの条件は午後3時30分以降初めて下車した駅の周辺で何か食べ物を買うこと。チームAは宮城野通駅で下車。筆者と部員Tは昨年、甲子園を沸かせた金足農業高校プロデュース「金農パンケーキ」を、部員Nは「からあげクン」を近くのコンビニで購入した。チームBは青葉山駅で下車し、皆で仲良く肉まんを食べたようだ。ここまでチームBがやや優勢。勝負は後半戦へ突入する。
後半になってもチームBの勢いは止まらない。チームAが制覇済みの駅に停車しもたつく間に、一気にチームBがリードを広げていく。巻き返したいチームAは青葉山駅でサイコロの振り役を筆者から部員Tに交代。これが勝負の大きな分かれ目となることをこのときはまだ誰も知らなかった。
制覇まで残り6駅のチームAは部員Tが強運を発揮していく。ハーフサイコロ、逆サイコロを効果的に使いつつ、未制覇の国際センター駅、連坊駅などを次々とクリア。六丁の目駅で筆者Kが一日乗車券を無くすも、そんなことに部員Tは動じない。なお、筆者は駅員さんに紛失した旨を伝え領収書を提示してお許しをいただいた。本当に申し訳ございませんでした。一方、チームBは失速。何度サイコロを振っても国際センター駅と卸町駅に停まることができない。何度停まったか大町西公園駅。親の顔より見た連坊駅。実は卸町駅、部員Hの家の最寄り駅なのだ。いつもは一番近い存在の卸町駅が今日だけは一番遠く感じる……。いつの間にかチームAにリードを奪われていた。
さて、チームAは1駅を残しリーチをかけていた。残すは我らが東北大学川内キャンパスの最寄り駅・川内駅。ここでまた苦戦するのかと思いきや、なんと国際センター駅で1を出しあっさり制覇してしまった。メンバー一同、川内駅に実家のような安心感を覚える。部員Tの強運や恐るべし。すぐに仙台駅に戻り勝負あり。記録4時間6分49秒。部員Nは嬉しさのあまり仙台駅内の撮影を始めた。
チームBは国際センター駅をついに制覇。しかし、どうしても卸町駅だけ停まれない。とうとうハーフサイコロを使い果たしてしまう。絶望感漂う中、荒井駅で部員Sが振ったサイコロの出た目は2。スタートから約6時間、ようやく卸町駅を制覇し、全駅コンプリートを果たした。歓喜に満ちた雰囲気の中、そこに部員Hの姿は無かった。彼はバイトのため卸町駅に降りずして戦線離脱していたのだ。そして部員Hはバイトを終え、一人寂しく卸町駅へ降りていくのであった。
そこで、報道部ではちょっと風変わりなすごろくが始まった。その名も「地下鉄すごろく」。舞台は本学学生お馴染みの市営地下鉄東西線。東西線全13駅をマスに見立て、全駅制覇を目指す。この戦いに6人が仙台駅に集結した。チームA(筆者、部員N、T)とチームB(部員S、H、F)に分かれ再び仙台駅に帰って来るまでの時間で競う。
ルールを説明しよう。スタート地点は仙台駅。さいころを振り、出た目の数だけ駅を進める。例えば仙台駅で荒井行き列車に乗り3の目が出たとする。この場合、薬師堂駅で降りることができる。そこで駅の外観を撮影することが駅を制覇する条件となる。なお、仙台駅に関しては最初の時点で降りたものとして記録する。また、ハーフサイコロ(1、2、3の目のみ出る)と逆サイコロ(電車の進行方向を変えられる)の使用権を両チームとも5回ずつ有する。
時刻は午後1時55分。両チームとも最初に出した目は6。チームAは八木山動物公園駅に、チームBは荒井駅に到着した。八木山動物公園駅の地上に出るや否や、広がっていたのは市街を見下ろす絶景。感動した部員Tが「八木山に住みたい」との迷言を発する。一方その頃、荒井駅にいるチームBはメンバー全員で自撮りをしていた。早くもチームワーク抜群のようだ。その後、チームAは青葉山駅、宮城野通駅、薬師堂駅、六丁の目駅、卸町駅と順調に制覇。一方のチームBも六丁の目駅、薬師堂駅、連坊駅、青葉通一番町駅、川内駅、八木山動物公園駅と開始1時間足らずで早くも8駅で下車する。
時刻は午後3時30分を迎えた。ここでミッション「もぐもぐタイム」が発動する。ミッションクリアの条件は午後3時30分以降初めて下車した駅の周辺で何か食べ物を買うこと。チームAは宮城野通駅で下車。筆者と部員Tは昨年、甲子園を沸かせた金足農業高校プロデュース「金農パンケーキ」を、部員Nは「からあげクン」を近くのコンビニで購入した。チームBは青葉山駅で下車し、皆で仲良く肉まんを食べたようだ。ここまでチームBがやや優勢。勝負は後半戦へ突入する。
後半になってもチームBの勢いは止まらない。チームAが制覇済みの駅に停車しもたつく間に、一気にチームBがリードを広げていく。巻き返したいチームAは青葉山駅でサイコロの振り役を筆者から部員Tに交代。これが勝負の大きな分かれ目となることをこのときはまだ誰も知らなかった。
制覇まで残り6駅のチームAは部員Tが強運を発揮していく。ハーフサイコロ、逆サイコロを効果的に使いつつ、未制覇の国際センター駅、連坊駅などを次々とクリア。六丁の目駅で筆者Kが一日乗車券を無くすも、そんなことに部員Tは動じない。なお、筆者は駅員さんに紛失した旨を伝え領収書を提示してお許しをいただいた。本当に申し訳ございませんでした。一方、チームBは失速。何度サイコロを振っても国際センター駅と卸町駅に停まることができない。何度停まったか大町西公園駅。親の顔より見た連坊駅。実は卸町駅、部員Hの家の最寄り駅なのだ。いつもは一番近い存在の卸町駅が今日だけは一番遠く感じる……。いつの間にかチームAにリードを奪われていた。
さて、チームAは1駅を残しリーチをかけていた。残すは我らが東北大学川内キャンパスの最寄り駅・川内駅。ここでまた苦戦するのかと思いきや、なんと国際センター駅で1を出しあっさり制覇してしまった。メンバー一同、川内駅に実家のような安心感を覚える。部員Tの強運や恐るべし。すぐに仙台駅に戻り勝負あり。記録4時間6分49秒。部員Nは嬉しさのあまり仙台駅内の撮影を始めた。
チームBは国際センター駅をついに制覇。しかし、どうしても卸町駅だけ停まれない。とうとうハーフサイコロを使い果たしてしまう。絶望感漂う中、荒井駅で部員Sが振ったサイコロの出た目は2。スタートから約6時間、ようやく卸町駅を制覇し、全駅コンプリートを果たした。歓喜に満ちた雰囲気の中、そこに部員Hの姿は無かった。彼はバイトのため卸町駅に降りずして戦線離脱していたのだ。そして部員Hはバイトを終え、一人寂しく卸町駅へ降りていくのであった。