【ニュース】仙台から若手起業家を 「英語で学ぶこだわり」
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仙台市が主催する、仙台・東北から若手起業家の育成を目指すプログラム「仙台グローバルスタートアップ・キャンパス(SGSC)」が今月から始まる。
対象は東北6県出身、もしくは在住する16歳以上の個人。応募にあたり、英語で学習することへの意欲や起業への関心を求めている。応募は現時点で大学生が最も多く、次いで20代の若手起業家が多い。高校生や高専生の応募もあるという。
プログラムは全て英語で行われ、この点が他のプログラムと異なる特長だ。仙台市でスタートアップの創出に関わる酒井宏二さんは「グローバルをかなり意識した」と話す。「SGSCを通して、世界で活躍できるようなスタートアップを生み出していきたい。仙台・東北で身近な課題を見つけてビジネスにしてほしいし、チャレンジするからには、世界を見ながらチャレンジしてほしい」
今月から始まるステージ1では、世界最大のオンライン教育プラットフォームであるCoursera(コーセラ)を用いて学習する。参加者は10人単位のチームに分かれ、コーセラ内に公開されているアントレプレナーシップ関連のコースから、厳選されたものを受講する。
チームを組んで受講することについて、SGSC企画・運営事務局の竹川隆司さんは「オンライン教材では、個人ごとに進捗状況が違ってくるので、中には終わらせられない人もいる。チームで集まって勉強会をしたり、学びを共有したりすることで、モチベーションも維持できるし、学習効率も上がる」と狙いを語る。
プログラムでは今後、ステージ1を修了した参加者から選抜された約20名がハーバード・ビジネススクールのオンラインコースを受講するほか、12月頃にはボストン、シリコンバレーへの派遣を予定している。