キッチンカー23日まで~川内・青葉山で実施~
キッチンカーによる移動販売のトライアルが先月8日から、川内北キャンパスで実施されている。キャンパス内の混雑解消と、食事の新たな選択肢の創出が目的。企画を担当する本学学生支援課は利用者アンケートへの回答を呼びかける。
同課の担当者は「川内キャンパス周辺には飲食店がなく、コンビニエンスストアも遠い。選択肢が学食しかない現在の環境がぜい弱であることは以前から感じていた」と話す。コロナ禍が収束しつつあり、授業や課外活動での学生の動きが活発になる中、新たなサービスの提供を決定した。他大学でもキッチンカーによる移動販売が行われていることや、本学の学生評議員からの意見があったことも動きを加速させた。
期間中、設置されるキッチンカーは2台。出店する店舗やメニューの決定については、本学が東日本キッチンカー協会と宮城キッチンカー協会に協力を依頼。これまでに、クレープ、ケバブ、ポテトなどの店舗が登場している。買ってすぐに食べやすい商品が人気だという。
今後の本格的な導入については、各キッチンカーと本学ホームページで実施中のアンケートの結果を見て検討する。本導入の可否に加え、各キャンパスでのニーズや価格などを見極める。
これまでに集まった回答では、9割以上の利用者が「今後も利用したい」と回答。担当者は「学生からはおおむね好評を得ている」としたうえで、「価格帯が高いという意見が複数みられる。本導入に至る場合は交渉も必要」と課題を示した。長期間継続して導入すると、利用者が飽きてキッチンカーを選ばなくなる可能性もあるため、トライアル後半となる今月の回答にも注目する。
川内北キャンパスでのトライアルは今月23日まで。期間中、平日の午前11時~午後2時頃に実施される。今月1日からは、川内南、青葉山東、青葉山北キャンパスでもトライアルが実施される。