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【ニュース】新型コロナ5類へ 本学の状況は 検査・治療 自己負担に ~薬やワクチンは無料続く~

 新型コロナウイルス感染症の感染症法上での位置付けが今月8日から、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられた。濃厚接触者の特定がない、検査や治療にかかる費用が自己負担になるなど、さまざまな制限や規則が変更される。本学でも、すでに先月1日からBCPレベルが0に引き下げられ、マスク着用の考え方の見直しが適用されていた。今後も新たな方針が周知される可能性があり、学生は対応が求められる。



 感染時、「5類」への移行前は法律に基づき原則7日間の自宅待機期間が設けられていたが、移行後の療養期間は5日間を目安とするのみで、法的根拠はない。外出自粛は求められず、外出するかどうかは本人の判断に委ねられる。



 感染の可能性がある際に受診できる医療機関は、一部の病院の発熱外来に限定されていたが、段階的により多くの病院で受診・検査が可能となる。感染者との接触があっても、「濃厚接触者」として保健所に特定されることはない。



 これまで、新型コロナに感染した場合の医療費は基本的に自治体で負担されていた。今後は、検査や治療にかかる費用が原則自己負担となる。ただし治療薬やワクチン接種については、一定期間公費負担が継続される。


 「5類」引き下げ前の新型コロナは「2類」相当の「新型インフルエンザ等感染症」に分類されており、政府は新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいて緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を取っていた。「5類」では、外出自粛や健康観察の報告要請はなくなる。 



BCP初めての0  先月から引き下げ


 本学は国の「5類」移行決定を受けて先月1日、BCP(新型コロナウイルス感染拡大防止のための東北大学の行動指針)を0に引き下げたほか、マスクの着用の見直し、濃厚接触者の管理終了などの措置を講じた。



 BCPは、緊急事態においてリスクを最小限に抑えながら研究や学業を続行するための対応方針のこと。昨年5月に2から1へ移行して以来、11カ月を経て0への引き下げが行われた。新型コロナの流行が始まり、BCPが作成された2020年以降、0になるのは初めて。



 マスクの着用についても改められ、これまで基本的に推奨されていたマスクの着用は個人の判断に委ねられた。例外的に①医療機関受診時②高齢者等重症化リスクが高い者が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設等への訪問時③通勤ラッシュ時等混雑した電車やバスに乗車する時―の三つの場面は、マスクの着用が効果的だとして、マスクの着用を推奨する。



 本学は学生に対し、本人の意思に反してマスクの着脱を強いることのないように求めている。3月に各学生団体に通知した「東北大学行動指針(BCP)変更に伴う4月からの課外活動について」にも、「本人の意思に反してマスクの着脱を強いることが無いようにし(中略)、感染の不安を感じる部員に対し、マスク不着用を強要しないでください。」と記載。学生の主体的な判断を尊重するよう呼びかけた。



 今月8日以降の対応について本学総務企画部総務課は先月27日、本紙の取材に対し「4月28日または5月1日に全学へ通知文を発出及び大学ホームページにおいて周知できるよう、現在準備を進めているところ」と回答した。 

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