経済学部 期末テスト呼びは禁止 従来の趣旨との違いを意図
本学経済学部の科目では期末の時期に、学修の理解度を測る「理解度確認セッション」という取り組みが行われるのが一般的だ。一見すると「期末テスト」と似ているが、担当の教員は口をそろえて「『理解度確認セッション』を『期末テスト』と呼んではいけない」と話す。ただ、全学教育科目や他学部開講科目では「期末テスト」の語が普通に用いられる。
経済学部教務委員長によると、理解度確認セッションは2020年度からの取り組みで、期末テストとは趣旨や位置付けが異なる。
従来の期末テストは、単に授業が終わった後にテストをして評価するだけという傾向があった。しかし理解度確認セッションは、授業内容の確認に加え、さらに深い理解を促そうとする。一例として、学生が問題を解いた後、教員がその解答・解説をするものがある。
理解度確認セッションは、目的意識を持って主体的に学ぶ力を養うための教育改善の取り組みの一つでもある。
経済学部内で教育課程の体系化・構造化を進めた結果、「何を教えるのか」という教える側の視点よりも、「何ができるようになるのか」という学ぶ側の視点を重視し、教育内容や成績評価が再設定された。
呼称の統一には、これらの趣旨や位置付けの周知・浸透を図るという意味が込められている。また、教員にはこれを踏まえて授業を実施してもらうように、名称を統一させているという。
なお「理解度確認セッション」の呼称を統一して用いているのは経済学部独自の方針。セメスターの終盤に学部が期間を設定して学力確認を実施しているのは、経済学部と法学部のみと聞いているという。授業の形式や人数により事情は異なると推察すると回答があった。 (松村倖太)