献血を「身近な習慣」に 東北大学献血サークルが奮闘
必要な時に、いつでも輸血を受けられると思ってはないだろうか。輸血は当たり前ではなく、献血をする人によって支えられている。現在、若年層の献血離れに加え、冬場の血液不足が深刻な課題となっている。
そうした中で多くの人や組織が、輸血が受けられる日常を守るため奮闘している。東北大学献血サークルはその一つだ。同サークルの代表(取材当時、工・1)に、活動への思いを聞いた。(聞き手は山添幹太)
―サークルの主な活動内容や実績は
昨年設立されたばかりですが、大学祭で献血バスを呼び、呼び掛けを行いました。その結果、目標を大きく上回る80人の協力を得ることができました。今後は定期的な学内での啓発活動や、献血ルームとの連携も視野に活動していく予定です。
―活動をしていて、やりがいや喜びを感じる瞬間はどんな時か
献血の動機が何であれ、その一歩が誰かの命を救うことに直結していると実感できる瞬間に一番のやりがいを感じます。実は私自身も血液検査ができる、お菓子がもらえるといったメリットに引かれて始めました。動機はおまけ目当てでも構いません。どんな理由であれ、結果として救われる命がある。その橋渡しができていることが私たちの喜びです。]
―「献血」をテーマにしたサークル活動を行っている理念や思いは
近年、若者の献血離れが深刻化しており、将来的な血液不足が懸念されています。私たちは、献血を「特別な奉仕活動」ではなく、もっと「身近でカジュアルな習慣」に変えていきたいという思いで活動をしています。
―初めて献血をしたきっかけは
高校1年生の時、両親と担任と部活の顧問が献血をしており、献血は国民の三大義務の幻の四つ目だと思っていたので、16歳の誕生日に父と一緒に献血ルームに行き、初めて献血をしました。
―最後に、読者にメッセージを
献血に高いハードルを感じる必要はありません。まずは一度、気軽に足を運んでみてください。何度も通う人がいるのは、それだけメリットがあるからです。 仙台ならAER(アエル)の20階にきれいな献血ルームがあります。献血しながら見る景色もきれいです。1人で行くのが不安であれば、ぜひ友人を誘って遊びに行く感覚で訪ねてみてください。